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空港[飛行機]用語集(か行)



交通機関に関する施設情報を検索できる「ユキサキナビ」が、空港や飛行場に関する用語(か行)をご紹介します。空港の設備のことなど、飛行場のことがよくわかる用語集をご活用下さい!

カーゴ

カーゴとは貨物のことを指し、CGOとも表記される。多くの場合、飛行機は機体胴体の上下方向のおよそ半分から下側が貨物室になっており、前方貨物室と後方貨物室がある。後方貨物室のさらに後ろ側にあるのが、バルクカーゴ。日本語で隔壁貨物室といい、犬や猫などのペットはここに乗せられる。通常、カーゴの中でも大きくかさばる物はコンテナに入れて積み込む。日本唯一の貨物専門航空会社であるNCA(日本貨物航空株式会社)を例に見ると、実際のカーゴの形状や重量を考慮しながら積み付けなどを実施。悪天候による貨物の水濡れなどのダメージを防ぐためにビニールシートなどで厳重に保護するといった、航空機のバランスや着地点の状況などを考慮して搭載プランを作成している。

カーゴ・コンパートメント

カーゴ・コンパートメントとは、航空機の貨物室の総称である。英語ではCargo Compartmentと言い、手荷物や貨物、及び郵便物等を搭載する空間を指す。民間航空機の場合、通常は胴体の上半分が客室、下半分がカーゴ・コンパートメントになっている場合が多く、前方貨物室と後方貨物室に分かれている。ジェット輸送機ではコンテナを用いて搭載し、広胴機では尾部床下にバラ積みの貨物や手荷物などを搭載する貨物室がある。バラ積み貨物の場合、輸送用の車両に載せて機体の横まで運び、ベルトコンベアで積み降ろしを行なうのが一般的。コンテナの場合は、円筒形の機体断面に合わせて独特の形状をした飛行機専用の規格のコンテナを用いる。

カーゴ・ドア

カーゴ・ドアとは、日本語で貨物室扉のこと。貨物の積み下ろしをするために貨物室に取り付けられている扉で、通常は機体の胴体部分の側面にある。貨物機の場合は、主に左側面に設けられている。大型旅客機の場合は客室の床下に貨物室があり、右側面の前方と後方にひとつずつカーゴ・ドアが設置されていることが多い。ボーイング747の貨物型のように、機首部を跳ね上げてそのままドアとみなすバイザー式と呼ばれる物も。このようなタイプは、大型や長尺の物資の積み下ろしもできるという利点がある。大型機のカーゴ・ドアといえば、尾部のバルク貨物室を除いて外側上方へ開く形式も特徴的。その他にも、軍用輸送機や一部の民間輸送機では、左右に分かれて開くクラムシェル型のカーゴ・ドアを後部胴体に備えて大型物資の搭載や車両の自走搭載を可能にしているタイプなど、様々なスタイルのカーゴ・ドアがある。

カーゴカート

カーゴカートとは、航空機にバラ積みされた貨物や手荷物、郵便物などを運搬するためのボックス型の台車のこと。空港内で、シルバーなどの四角い箱状のカートを車両が牽引している様子が時折見られる。バラ積みの荷物は、カーゴカートに載せて機体のすぐ横まで運ばれ、搭載作業用のベルトコンベアを用いて貨物の積み下ろしが行なわれる。輸送される貨物には、カーゴカートを用いたバラ積みの他、コンテナや専用の昇降機能が付いた車両で搭載。また、パレットと呼ばれる貨物を載せる大きな板に載せ、荷崩れ防止用のネットやカバーで固定して輸送する場合などがある。

海外旅行保険

海外旅行でのケガや病気、盗難など様ーなトラブルや補償するための保険のこと。日本の健康保険制度は、海外にはないため、治療費などは実費となり、高額な医療費を請求されることもある。そのため、万一に備えて加入する旅行者も多い。空港内には、保険会社のカウンターや自動販売機が設置されており、出発直前まで加入できるようになっており、保険証もその場で発行される。保険料は、現金またはクレジットカードで支払う。また、インターネットから申込むこともでき、書面で申込むよりも保険料をおさえられる場合もある。

会社管理空港

会社管理空港とは、空港法に基づいて分類される拠点空港の種類であり、株式会社が設置、管理をする空港のこと。成田国際空港や中部国際空港、関西国際空港、大阪国際空港が会社管理空港にあたる。なお拠点空港とは、日本の航空法第4条第1項各号に掲げる空港のことで、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、大阪国際空港ならびに国際航空輸送網または国内航空輸送網の拠点となる空港を指す。拠点空港は、会社管理空港の他に国土交通大臣が設置、管理をする19の国管理空港。また、空港整備法及び航空法の一部を改正する法律附則第3条第1項に規定する5つの特定地方管理空港が挙げられる。拠点空港の他には、地方管理空港や共用空港、その他の空港がある。

海里

海里とは、距離を表す単位のひとつ。一般的に、距離を表す単位には陸上マイル(mile)、海里(ノーティカル・マイル、nm)、キロメートル(km)の3種類があるが、航空機の場合は海里(nm)を用いることが多い。もともとマイルという言葉は、歩く距離から用いられるようになったと言われ、「何歩、歩いたか」を表す単位として古くから使われてきた。海のマイルは、航海技術の発達と共に使われるようになり、国際海里によると1nmは赤道上からの緯度1分に相当する長さ。緯度1分の長さは地域によってばらつきがあるものの、1,852mと決められている。航空機関連の文献において単に「マイル」と記されている場合は多くが海里のnmを表し、陸上マイルの場合にはその旨が明記されるのが通例。

格納庫

格納庫とは、航空機の保管だけでなく整備や点検、修理を行なうための建物のこと。英語ではhangarと表記される。全日空や日本航空では、機体整備の工場見学ツアーで格納庫を見学することができるが、そのスケールの大きさは圧巻。ツアーの見どころのひとつとなっている。また、中部国際空港「セントレア」のように、ビジネス機などを保有する法人向けに格納庫のレンタル契約を実施している空港も。中部国際空港では月極めで借りられる格納庫をはじめ、1時間単位から利用できる格納庫の時間貸しサービスも行なっている。1時間1,600円から利用できるため、海外のビジネスパーソンが日本滞在時の駐機に利用する他、整備目的での利用も可能である。

過走帯

過走帯とは、英語ではOverrun areaといい、航空機が滑走路の手前で着陸した場合や滑走路内で停止することができず滑走路を越えてしまった場合に備え、滑走路の両サイドに設けられた延長部分のこと。航空機が接地点を誤り、オーバー・シュートしてしまったり、ブレーキ系統の故障や滑走路表面が滑りやすい状況であったりする場合に、航空機の重量にも耐え得るように滑走路の両端の外側に設けられた特別な強度のある区域である。滑走路の両端にそれぞれ50〜150m程度の過走帯を設けることが多く、過走帯を示す過走帯灯という飛行場灯火が設置されている。なお、軍用機ではバリアネットを使って航空機を強制的に停止させることもあるため、オーバーラン・エリアが極めて短い場合も。

過走帯灯

過走帯灯とは、航空灯火システムのひとつで、過走帯を示すための灯火のこと。灯火によって航空機をサポートする。英語でoverrun area edge light(s)と表され、略してORLと表記されることもある。過走帯とは、航空機が滑走路の手前で着陸した場合や、着陸した航空機が滑走路内で停止することができず、滑走路を越えてしまった場合に備えた物。滑走路の両サイドに設けられ、航空機が滑走路をオーバーしても大丈夫なように作られた特別な強度のある区域をいう。航空法によると過走帯灯は、過走帯の両側に60m以下の等間隔に設置する。また、過走帯の末端には滑走路中心線の延長線上に対してほぼ対称に3個以上接地すること。さらに、灯器の高さは地表面から60cmを超えない物で、航空赤の不動光であることが定められている。

加速停止距離

加速停止距離とは、離陸滑走距離にストップウェイの停止距離を加えた物。英語でaccelerate and stop distance、略してASDと表記される。飛行機が離陸滑走を開始した地点から、離陸を断念して制動操作を開始し、飛行機を完全に停止させるまでに要する距離を加速停止距離と言う。制動装置の一部としてエンジンの逆推力装置やプロペラの逆ピッチ装置が使用されるため、逆推力装置による制動距離の短縮分は安全余裕とみなされ、考慮しないのが通例。車輪ブレーキ、ブレーキのアンチ・スキッド装置、スポイラーによる制動効果は考慮に入れる。ストップウェイとは、オーバーランに備えて設けられた、滑走路に続く平らな部分のことである。

カタパルト

カタパルトとは、圧搾空気や火薬の力によって艦船の甲板などから飛行機を発進させる装置のことで、射出機とも呼ばれる。古代、西欧で使われていた石やヤリを射出する道具が起源と言われている。主に航空母艦などに装備されており、航空機の発進をサポートして滑走距離を短縮するのが目的。カタパルトの軌道上には航空機を引っ張る装置があり、その装置を航空機に取り付けて、蒸気や火薬カートリッジなどで射出装置のピストンを駆動する仕組みである。ピストンを駆動させることで航空機を引っ張り、加速力を付けて短距離発進を可能にする。圧力を利用するスチーム・カタパルトの他に、リニアモーターの原理を活用した電磁式カタパルトへの期待も高まっている。

滑空機

滑空機とは、エンジンやプロペラを持たないで飛行する航空機、グライダーのことである。ウインチと言う曳航装置や曳航機と呼ばれる飛行機などに引っ張られて離陸し、ある程度の高度まで達したあとはそれらと切り離されて飛行する固定翼航空機。上昇気流を利用することで、長時間、長距離のフライトをすることができる。滑空機は大きく3種類に分類され、すべての曲技を行なえる第1種、限定的な曲技が行なえる第2種、練習用の第3種がある。第1種と第2種をソアラー、セイルプレーンなどと呼ぶことも。また、収納可能な動力装置を備えて必要なときだけ動力を使うセルフローンチやサステイナーなど、動力を備えたモーター・グライダー(動力滑空機)もあり、自力での離陸や空中飛行、地上移動が可能である。

滑空比

滑空比とは、航空機が推進装置を用いることなく滑空飛行できる高度(h)と水平距離(d)の比率のこと。計算方法としては、水平距離を、滑空を開始した高度で割って求めることができる。つまり、揚力係数と抗力係数の比である揚抗比と等しく、翼幅を大きくすると飛行中の主翼による抗力が小さくなり、滑空比が高まる。グライダーが翼幅の大きな細長い主翼を備えているのは、この滑空比の理屈による物。滑空比を分かりやすくとらえると、1m降下する間に何m前進できるかを考える際の比率であり、例えば高度100mからの降下で1,000mの距離を移動できれば滑空比は10。逆に高度1,000mの地点から降下して10mしか距離が変わっていない場合には、滑空比は0.01となる。なお、この値を最大にする迎え角での飛行が最も経済的な飛行とされる。

滑走路

飛行機が、離陸や着陸をするための直線上の道路のこと。離陸するときは、エプロンから誘導路を通って移動する。航空機によって離陸に必要な長さが異なり、プロペラ機で最低1,000m、大量輸送の長距離飛行機になると3,000mは必要とされている。また、夜間でも離着陸できるように、滑走路の周囲には照明(飛行場灯火)が設備されている。滑走路の表面は、一般道路より強固なアスファルトになっており、時速300kmの離陸速度にも耐えられるような構造となっている。

滑走路逸脱

滑走路逸脱とは、航空機が離着陸する際に滑走路から外れてしまうこと。オーバーランも滑走路逸脱のひとつで、他には滑走路の側方へ逸脱するケースなどが挙げられる。旅客機事故の中でも非常に多い事故形態であり、滑走路の安全性を検証し確保する上で重要視されている。滑走路逸脱の原因は様々であるが、着陸後にブレーキをかけた際に機体の向きが曲がって滑走路のサイドへ逸脱した事例、北国の飛行場において滑走路の凍結によりタイヤが滑って逸脱した事例、離陸滑走中に機体が横風を受け、操縦士が対応しきれないまま滑走路を逸脱した事例などが公表されている。

滑走路距離灯

滑走路距離灯とは、離着陸する航空機に、使用できる滑走路の残りの距離を数字で示すための灯火のこと。飛行場において、航空機の離着陸を安全に行なうために、飛行場またはその周辺エリアに設置された様々な飛行場灯火のひとつである。滑走路先方の末端から300m(1,000フィート)の地点に「1」、600m(2,000フィート)の地点に「2」、それ以降約300m(1,000フィート)間隔で設けられ、数の順にアラビア数字を表示する。灯火は航空黄、航空白または航空可変白であることなどが航空法に記されている。滑走路距離灯以外の飛行場灯火としては、飛行場灯台、進入灯、進入角指示灯、精密進入経路指示灯、滑走路灯、滑走路末端灯、滑走路中心線灯、滑走路短距離灯、接地帯灯、誘導路灯などがある。

滑走路警戒灯

滑走路警戒灯とは、航空機が滑走路に入る前に一時停止をするべき位置を示すための灯火のこと。飛行場において、航空機の離着陸を安全に行なうために、飛行場またはその周辺エリアに設置された様々な飛行場灯火のひとつである。航空法によると、滑走路警戒灯は駐機場と滑走路、あるいは整備施設などを結ぶ誘導路中心線に直交する直線上に、誘導路の両外側にそれぞれ2個または誘導路内に約3mのほぼ等間隔に必要な数を設置し、誘導路中心線に対してほぼ対称に設置するよう定められている。なお、灯火は航空黄の明滅であり、1分間の明滅回数は30から60回である。実効光度は、誘導路の両外側に設置する灯器は300カンデラ以上、誘導路内に設置する灯火は200カンデラ以上と規定。その他にも制御装置を設備すること、監視装置を設置すること、予備電源設備を有することなどが定められている。

滑走路視距離

滑走路視距離とは、滑走路中心線上にある航空機操縦席から、操縦士が滑走路標識や滑走路灯または滑走路中心線灯を視認することができる最大距離のこと。runway visual range、略してRVRとも言う。最終進入中の航空機に、飛行方式や滑走路への正確な進入経路を示す。また、着陸あるいは離陸の可否を決定するための最低気象条件の重要な要素のひとつである。滑走路視距離の値が最低気象条件より悪い場合には、航空機は離着陸ができない。主に滑走路視距離は、滑走路視距離観測装置を用い、大気の透明度を測定することによって行なわれる。180度以上の範囲に共通した卓越視程あるいは特定の方向の視程を表す方向視程が1,500m以下、もしくはRVRの値のいずれかが1,800m以下の場合に通報される。

滑走路処理容量

滑走路処理容量とは、航空機を安全に離着陸させるための処理能力を基本として、航空機の発着回数の上限値として算出される物。離陸機が連続する場合の算出方法としては、離陸機1機あたりの処理時間を、次の①〜③の合計より算出する。①離陸機に対する離陸許可の発出や、当該機が動き出すまでの時間(実測値により15秒)。②離陸滑走を開始して離陸または離陸滑走開始地点から1,800m地点通過のいずれか遅い方の時間。③先行離陸機と後続離陸機との間にレーダー間隔を設定する必要から、先行離陸機のレーダー識別及び後続離陸機への出発待機解除に必要な時間(離陸直後2マイル飛行する時間を理論値として45秒)。また、着陸機が連続する場合には、①滑走路進入端から1マイルの地点までの所要時間(仮置きとして30秒)。②滑走路進入端を通過して滑走路縁を通過するまでの所要時間(滑走路占有時間)。③滑走路縁から着陸帯を通過するまでの安全間隔としての時間(実測により15秒)の3つの合計より算出する。

滑走路占有時間

滑走路占有時間とは、航空機が滑走路に進入(停止線通過)してから滑走路末端を通過するまでの所要時間のこと。航空機の発着割合、大型機の混入率などと共に、滑走路処理容量を決定する際の要素のひとつである。これら3つの要素をもとに運航パターン別の処理時間が算定され、運用方向別の滑走路処理容量算定シミュレーションを実施。一般的に、大型機材の運航割合が大きい程、滑走路占有時間は長くなる。1機あたりの航空機の滑走路占有時間が長いと、効率の良い管制ができないため、占有時間を短縮するための調査や検証が行なわれる。特に羽田空港では、首都圏空港機能強化の一環として、発着枠の見直しのために滑走路占有時間を短縮する有効な高速離脱誘導路の整備などが検証された。

滑走路中心線灯

滑走路中心線灯とは、滑走路の中心を示すための灯火のこと。飛行場において、航空機の離着陸を安全に行なうために、飛行場またはその周辺エリアに設置された様々な飛行場灯火のひとつである。滑走路中心線灯は、滑走路の中心線上におよそ15mもしくは30mのほぼ等間隔で設置する。滑走路先方の末端から300mの範囲では赤、滑走路先方の末端から300mを超えて900mまでの範囲は赤と白の交互、それ以外の範囲では白の灯火を灯す。滑走路中心線灯以外の飛行場灯火としては、飛行場灯台、進入灯、進入角指示灯、精密進入経路指示灯、滑走路灯、滑走路末端灯、滑走路短距離灯、接地帯灯、オーバーラン帯灯、誘導路灯など。これらの灯火の種類や数は飛行場の規模や種別によって異なるが、灯火の色や配置によって、どの灯りが何を意味しているのかを視認しやすいように規定されている。

滑走路灯

滑走路灯とは、滑走路を示すための白色の灯火のこと。飛行場において、航空機の離着陸を安全に行なうために、飛行場またはその周辺エリアに設置された様々な飛行場灯火のひとつである。滑走路灯は、滑走路の両側に100m(計器着陸用では60m)以下の間隔で滑走路全体に設置され、光度は、高光度、中光度、低光度に分かれている。滑走路灯以外の飛行場灯火としては、飛行場灯台、進入灯、進入角指示灯、精密進入経路指示灯、滑走路末端灯、滑走路短距離灯、接地帯灯、オーバーラン帯灯、誘導路灯など。これらの灯火の種類や数は飛行場の規模や種別によって異なるが、灯火の色や配置によって、どの灯りが何を意味しているのかを視認しやすいように規定されている。

滑走路末端識別灯

滑走路末端識別灯とは、着陸しようとする航空機に滑走路末端の位置を示すため、滑走路の端付近に設置する灯火のこと。英語ではrunway threshold identification light(s)、略してRWYTILと表されることもある。滑走路末端の視認性をさらに高めるための灯火のひとつで、滑走路末端補助灯以外の物を指す。航空法では、滑走路末端識別灯の灯器は、滑走路末端灯列の延長線上、滑走路灯列線またはその延長線との交点から両外側10〜20mの間にそれぞれ1個を、滑走路中心線の延長線に対して対称に設置することが定められている。灯火は航空白の閃光であり、1分間の閃光回数は60〜120回、実効光度は5000カンデラ以上。配光は航空機にまぶしさを与えず、灯器は航空機が接触したとき、航空機に障害を与えず、かつ他の灯火の機能を損なうおそれのない物であることが記されている。

滑走路末端灯

滑走路末端灯とは、離陸や着陸をしようとしている航空機に対して滑走路の末端を示すための灯火のこと。飛行場において、航空機の離着陸を安全に行なうために、飛行場またはその周辺エリアに設置された様々な飛行場灯火のひとつである。着陸をしようとしている航空機から見ると、滑走路の手前の末端は緑色、先方の末端は赤色の灯火が光る。滑走路末端灯以外の飛行場灯火としては、滑走路灯、飛行場灯台、進入灯、進入角指示灯、精密進入経路指示灯、滑走路短距離灯、接地帯灯、オーバーラン帯灯、誘導路灯など。これらの灯火の種類や数は飛行場の規模や種別によって異なるが、灯火の色や配置によって、どの灯りが何を意味しているのかを視認しやすいように規定されている。

滑走路末端補助灯

滑走路末端補助灯とは、滑走路末端灯の機能を補助する灯火のこと。精密進入を行なう計器着陸用滑走路には、高光度式滑走路末端灯と組み合わせて設置される。英語ではwing bar light(s)、略してWBARと表す。航空法では、滑走路末端補助灯の灯器は、滑走路末端灯列(滑走路進入端を示す物に限る)の延長線上、滑走路灯列線またはその延長線との交点から両外側10m以上にわたり、滑走路中心線の延長線に対して対称かつ等間隔に10個以上設置することが定められている。灯火は航空緑の不動光。精密進入用の光柱は、着陸しようとする航空機から最小限、方位角において光源の中心を含み、かつ滑走路中心線に平行な鉛直面から滑走路中心線側へ9度まで及びその反対側へ5度までの範囲ならびに光源の中心を含む水平面の上方0.5〜10.5度の範囲で見える物でなければならない。かつ、滑走路中心線の延長線に直交する鉛直面における光柱の断面は楕円形であることなどが定められている。

稼働率

稼働率とは、各航空機が飛行計画に対して実際に運航できた回数の比率を表し、通常は飛行目的を達成できたかどうかも加味して判定される。航空機の運航実績、飛行時間などと共に統計資料の重要な基礎データであり、整備の計画やコントロールを検証、構築する際にも利用される数値。LCCの市場を検証する上で、小都市の混雑しない空港を利用したり、セカンダリー空港に乗り入れたりすることで短い折り返し時間を達成し、高い航空機稼働率につなげることなどが重要な鍵を握るとして、注目されるデータのひとつである。軍用機の場合には、一度の出撃機会で任務を遂行できた航空機の割合を指し、例えば発進はできたが機体トラブルなどによって任務を遂行できなかった航空機の数は、稼働機としてカウントされない。

貨物上屋

貨物上屋とは、輸出入貨物の一時的な保管や荷さばきなどを行なうための施設。主に貨物の仕分けや検査、税関の手続き、一時保管などを行ない、貨物上屋事業を専門とする業者もある。ANA Cargoの貨物上屋を例に見ると、ANAターミナル隣接の上屋内で、通常は空港施設の外で行なう検量やラベリング等の手倉業務から通関、搭載までをワンストップで行なっている。那覇空港では24時間稼働のANA専用貨物上屋があり、施設内の税関手続きゾーンで国内、国際貨物の積み替えを行なうことが可能。また、コンテナの自動搬送、自動管理システムを備える羽田空港、貨物管理システムを設置して効率的なハンドリングを実現する関西国際空港に、サポートセンターを設けている。

貨物機

貨物機とは、フレイターとも呼ばれる、貨物を輸送するために造られた航空機。工業製品や原材料、衣類、医療機器、薬品など様々な物を運搬する。貨物機の中には、貨物室に客室などを設けることで、人員輸送にも使用できる航空機もある。また、旅客機と外観やコックピットが同じ造りの機体もあり、同じライセンスで旅客機と貨物機の両方を操縦できるケースも。中部地方で製造されたボーイング787の主翼や胴体、中央翼などを米国のボーイング工場へ輸送するための特殊な貨物機「ドリームリフター」が、世界に4機しかない珍しい貨物機であるとして話題になったこともある。また、「NCA」日本貨物航空株式会社という、日本で唯一の貨物専用航空会社も存在する。

簡易式進入灯

簡易式進入灯とは、英語でsimple approach lighting systemといい、これを略してSALSと表記される。飛行機に滑走路へ進入する方向を示す灯火で、原則として非精密進入を行なう計器着陸用滑走路に設置。簡易式進入灯のシステムは、基本的には標準式進入灯と同じ考え方で構成される。滑走路末端から滑走路中心線の延長線上420m以上900m以下の間で、約60mおきに1個を設置。その地点の内、滑走路末端から数えて5番目の設置地点で、滑走路中心線の延長線と直交する点を中心として4mの部分に滑走路中心線の延長線に対し対称、かつほぼ等間隔に2個または4個設置。直交点から4.5m以上6m以下以遠の部分に、滑走路中心線の延長線に対し対称に、0.9m以上3.6m以下のほぼ等間隔に設置することなどを規定。灯光は航空赤、航空黄、航空白または航空可変白の不動光である。

環境アセスメント

環境アセスメントとは、環境影響評価のこと。現代の暮らしを豊かにするために必要となる開発事業を行なうにあたり、緑豊かな自然やきれいな空気、水など豊かな環境を将来へ受け継ぐという重要な義務を果たすべく、環境保全に対する配慮をするために、開発がもたらす環境への影響を事前に予測や評価をすることを指す。例えば、交通の便を良くするために空港を造ろうとする際、開発事業による重大な影響を防止するためには、事業の必要性や採算性だけではなく、環境の保全についてもあらかじめ考えなくてはいけない。そこで、開発事業の内容を決めるにあたり、事業者が調査、予測、評価を行ない、その結果を公表して一般の人々や地方公共団体などから意見を聞き、それらを踏まえて事業計画を構築していく。こうした一連の流れが環境アセスメントである。

慣性航法装置

慣性航法装置とは、英語でinertial navigation system、略してINSと表す。慣性航法装置は長距離ロケットや航空機の航法装置のひとつで、地上の航法援助施設からの電波や地磁気等に頼らず、移動する航空機の加速度から移動方向や速度、距離を求めて位置を決定するための搭載用航法装置のこと。慣性空間に対して一定の姿勢を保つ基準テーブルを作り、その上に精密な加速度計を取り付け、その装置をロケットあるいは航空機に搭載。装置は主に4つの要素によって構成されており、ひとつはジャイロにより移動体内に、重力の方向に対して直角な水平面と方位の基準である真北を設定する。2つ目はプラットホームに設けられた高感度の加速計により、移動によって生じる加速度を検出。3つ目は、検出された加速度を積分計算して移動距離や速度を算出し、必要な情報に換算する。4つ目に、算出された速度、位置、進行方向などのデータをデジタル表示すること。

管制塔

「管制塔」とは、空港や飛行場に設置され、飛行機がスムーズに離着陸や飛行ができるように、航空管制官がパイロットへ指示を出したり、滑走路などの監視をしたりするための建物。管制室には「VFRルーム」と「IFRルーム」があり、「VFRルーム」では、主に滑走を監視し、離陸や着陸する航空機に滑走路の進入許可を与えたり、空港周辺を飛行中の航空機に指示を与える。「IFRルーム」では、レーダーを見ながら航空管制が行なわれる。具体的には、離陸の際は、高い位置から飛行機の周りの安全を確認しながら、動き出すタイミングや、飛行機同士の間隔、進み方などを考え、パイロットに無線で知らせる。また、着陸の際には、レーダーの画面などを見ながら、他の飛行機との距離感や高度などを見極め、高度や航路、速度などの調整を指示したり、誘導路の進み方など、細かい情報を飛行機に送り、安全に着陸できるようサポートをする。さらに管制官は、なるべく飛行機の待機時間を減らせるように離陸や着陸の順番にも配慮している。飛行機は管制塔で指示を出す管制官の許可がない限り、離陸や着陸をすることはできない。

ガロン

ガロンとは、ヤード・ポンド法の体積の単位で、galの記号で表される。航空機におけるデータなどの表記方法には、アメリカやイギリスで使われるフィート・ポンド法と、日本やヨーロッパ、ロシアなどで使われるメートル法の2通りある。ただし、歴史ある航空先進国であるアメリカ、イギリスに合わせてフィート・ポンド法を用いることが多い。かつて重量を表すポンド(lb)は水10分の1英ガロン(0.4546l)の重量と定められたが、その後誤差が修正され、1lbは0.4536kgと定められている。液体の容量で換算すると、1英ガロンは4.5461lである。アメリカでは同じガロンを使ってはいるが基準が異なり、1米ガロンは3.7853lになる。日本では、主に米ガロンを用いることが多い。なお、アメリカ、イギリスいずれのガロン表記においても、1ガロンは4クォート、8パイントである。

気圧高度

気圧高度は英語でpressure altitudeと表記する。航空に関連する高度のひとつで、上空のある点の気圧を計り、標準大気に当てはめた場合の海面からの高度のこと、つまり気圧計で計った気圧を標準大気高度というスケールに置き換えた物を指す。具体的には、標準大気をもとにした高度で、気圧760.000mmHg(1気圧=29.92inHg=1.013hPa)が海面高度となる。大気圧は高度が高くなるにつれて低くなるが、この標準大気の気圧と高度との関係を基準にして、その位置の大気圧を照らし合わせた高度が気圧高度と呼ばれる。いわば、仮想の高度であり、この高度は飛行操作や空力性能の解析や表示に用いる。実際の大気は常に標準大気と同じであるとは限らないが、高々度を飛行している場合には大気を標準気圧とみなす。

キオスク・チェックイン

キオスク・チェックインとは、キオスクと呼ばれる自動の発券・チェックイン用の機械を使って、旅客が自分で搭乗手続きを行なうシステムのこと。機械によって使い方や必要な物は異なるが、パスポートなどの身分証明書やクレジットカード、各航空会社のメンバーズカードなどを要する例が多い。その他、eチケットの控えや予約の確認番号などが必要なこともある。例えば日本航空などの場合、チェックインから続けてマイル登録、領収書の発行ができるなど利便性が高い。また、搭乗する機種ごとのトイレの位置、非常口の場所、足もとが広めの座席などが表示されるため、座席指定をする際にも便利。英語をはじめ多言語に対応しているキオスク・チェックインの機械もある。

気象レーダー

気象レーダーとは、雲の位置や雨域、雨の強さなどを調べる気象観測用レーダーのこと。具体的には、アンテナから波長3〜10cm程度のマイクロ波を発射し、雨雲、雨滴等に反射してはね返ってくる反射波を受信することで悪天候領域を探知する。地上などに配置する物の他に、航空機搭載用の物もある。航空機用の気象レーダーは、機首部にアンテナを備えており、前方180°の範囲に電波を発信して地形の反射と共に雨雲の反射を受信する。これにより、雨や雪の位置、密度、風速や風向き等、気象状態全般を知ることができるだけでなく、前方の地形も把握することが可能。単色の表示装置の他、水分の密度の違いまで表示できるカラー表示タイプの物もある。

機長

飛行機のパイロットであり、機内の最高責任者となる。飛行機の操縦をはじめ、フライトプランの確認、乗務員への指示や命令などを出して、機内の指揮を執る。「キャプテン」「PIC(Pilot In Command)」とも呼ばれる。機長は、定期運送用操縦士の資格を要し、国土交通省が資格を認定する。資格によって機種や路線など操縦できる飛行機が分類されている。勤務中は、航空従事者技能証明書、航空身体検査証明書、航空無線通信士の無線従事者免許証を携行しなければならず、国際線のフライトには、航空英語能力証明書も必要となる。

機内販売

「機内販売」とは、旅客機の客室内で航空会社が物品の販売を行なうこと。販売はキャビンアテンダントが担当する。直接商品を購入できるものと、備え付けの商品カタログで購入するものがあり、国際線と国内線、近距離路線と中距離路線、長距離路線など、搭乗する路線によって販売商品が異なる場合もある。その他に、ビジネスクラスやファーストクラス限定の商品、期間限定の商品等も用意されているので、搭乗する楽しみのひとつにしている人もいる。主に国際線では、機内販売として免税品の販売が行なわれることが多く、ブランド品のバッグや時計、アクセサリー、香水、化粧品の他、航空会社のオリジナル商品や機内でしか購入できない限定商品なども販売している。また、搭乗前にインターネット上でデジタルカタログを見ることができる航空会社もあるので、お土産や欲しかったブランド品の購入など、先に選んでから購入することができるのも魅力。商品販売だけにとどまらず、カタログ販売や宅配サービス等を受け付けている場合もある。LCC(格安航空会社)では、サービスコストを抑えるために、アルコールやソフトドリンク、機内食なども機内販売している。

機内持込手荷物

「機内持ち込み手荷物」とは、飛行機に搭乗する際、航空会社に預けることなく、旅客が自分で機内に持ち込む手荷物のこと。旅客機では、すべての搭乗者が安全かつ快適に過ごせるように、機内持ち込み手荷物の大きさや重さ、個数の制限が定められている。日本の国内線では、100席以上の飛行機の場合は幅55cm、高さ40cm、奥行き25cm以内で3辺の合計が115cm以内、重さは10kgまでと決められている。100席未満の飛行機の場合には、幅45cm、高さ35cm、奥行き20cm以内で3辺の合計が100cm以内、重さは10kgまでとなっている。いずれも、身の回りの品以外に、この制限に当てはまる荷物が1個だけ持ち込み可能とされている。また、ライターは1人1個まで、スプレー缶や充電式ヘアアイロン等は物によって持ち込みができない場合がある。また、国際線の場合は、荷物の3辺の和が115cm以内となっているが、航空会社によっても基準が異なる。液体物の持ち込みは100ml以下の容器に入った液体物で、容量1リットル以下のジッパー付きの透明袋に入れる必要があり、飛行機の搭乗前の手荷物検査で提示する必要がある。100ml以下の容器でも透明袋に入っていなければ持ち込みできない。さらに1人1袋のみと制限がある。また、一部のライターや刃物類、その他凶器になりうる物、火薬や危険物については持ち込みが許されない。

基本施設

空港の基本施設とは、滑走路、着陸帯、誘導路、エプロン(駐機場)の総称を言う。なお、空港内の施設の維持管理指針においては、「空港基本施設の舗装の維持管理・更新計画については、長期的な視点に立って将来の劣化予測を踏まえた更新計画を策定するものとする」と記載。その指針の中では、航空機が離着陸、走行、駐機する基本施設等の空港土木施設の他に、旅客が利用するターミナルビル、航空機の運航を支えるための航空給油施設等の空港機能施設に大別し、その経年的な劣化等に伴う損傷等を想定しながら、空港内の施設の機能を維持するための適正な施設の管理に関する指針である。なお「『空港土木施設』とは、空港の範囲内にある航空機の離着陸に必要な基本施設(滑走路、着陸帯、誘導路及びエプロン)及び空港機能を確保する上で必要な土木施設」と定義している。

客室乗務員

客室乗務員とは、旅客機において、乗客の搭乗から到着までの間、様々なサービスや案内を行なう航空会社の一員。英語ではcabin attendant、略してCAと呼び、海外ではcabin crewと呼ぶこともある。主に食事や飲み物の提供、離着陸時の注意事項の説明、新聞や雑誌、毛布の配布と回収、機内販売等に従事するが、機体に異常がないかの安全確認を行なったり、緊急時には保安要員として作業にあたったりするなど、乗客の安全を守る業務も担う。以前はスチュワーデスと言う呼び方が一般的だったが、性別を問わず使うことができる言葉として、客室乗務員やcabin attendantと言う呼び方が広まった。航空会社は主に、運航部門、サービス部門、整備部門、営業部門などから成り立っており、客室乗務員はその内のサービス部門に属する。

キャビン

旅客機の客室のこと。座席やサービス上の区分で、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスに分けられている。航空会社によってはファーストクラス、ビジネスクラスの設定がなかったり、ビジネスクラスとエコノミークラスの中間クラス「プレミアムエコノミークラス」を設けていたりする。中長距離を飛行する旅客機程客室は広くなっているが、座席数は、航空会社や旅客機の大きさによって異なる。2階席を設けた大型旅客機もある。

キャビンアテンダント

飛行機の客室乗務員のこと。以前は「スチュワーデス(男性はスチュワード)」と呼んでいた。機内サービス全般や搭乗客の世話、保安、清掃などを行なう人。男女の区別なく「フライトアテンダント」「キャビンクルー」などとも言う。航空会社ごとに決められた制服を着用し、搭乗客をもてなす役割を持つ。飛行距離や航空機の大きさ(搭乗定員数)によって、キャビンアテンダントの人数も変わる。英語の語学力が必要で、非常時には臨機応変に対応する判断力や行動力が求められる。

キャブオーバー型トーイングトラクター

キャブオーバー型トーイングトラクターとは、小型トラックを改造して製作された車のこと。貨物、手荷物、郵便物等を航空機に搭降載するために使用するUnit Load Device(略してULD)の牽引車である。用途はトーイングトラクター(略してTT)と同様。トーイングトラクターとは、ドーリーやカートに積載されたULDを牽引する車両で、ドーリーとは、空港の中でコンテナやパレットを運搬するための台車のことである。キャブオーバー型トーイングトラクターは慣性ブレーキ装備のドーリーを併用することで、ULDを積載した状態でも空港内制限速度である時速30kmでの走行が可能。なお、トーイングトラクターの場合は、ULD牽引時の最大制限速度が時速15kmと定められている。

共用空港

自衛隊の設置する飛行場や在日米軍が使用している飛行場のことで、民間空港の機能も果たす空港のこと。空港法で指定されており、札幌飛行場(丘珠空港)・千歳飛行場(新千歳空港)・三沢飛行場(三沢空港)・百里飛行場(茨城空港)・小松飛行場(小松空港)・美保飛行場(米子空港)・岩国飛行場(岩国基地または岩国飛行場)・徳島飛行場(徳島空港)と全国に8ヵ所ある。自衛隊の基地内に民間航空機の滑走路や空港施設を設置したものが多く、共用部分は自衛隊などが管理・運営することになる。

共用飛行場

共用飛行場とは、共用空港のことで、自衛隊の飛行場あるいは在日米軍の飛行場を民間航空機が共用で使用している空港のこと。札幌飛行場、千歳飛行場、三沢飛行場、百里飛行場、小松飛行場、美保飛行場、岩国飛行場、徳島飛行場の8飛行場が共用飛行場である。通常、民間施設としては「空港」と言う名称が使われ、総称としては「飛行場」とされる。8つの共用飛行場の場合、民間施設としての名称はそれぞれ順に丘珠空港、新千歳空港、三沢空港、茨城空港、小松空港、米子鬼太郎空港、岩国錦帯橋空港、徳島阿波おどり空港。なお、岩国飛行場(岩国錦帯橋空港)と、三沢飛行場(三沢空港)は、在日米軍との共用飛行場であり、設置管理者が米軍となっている。

緊急離着陸場

緊急離着陸場とは、建築物の屋上で航空消防活動を行なうヘリコプターが離着陸する場所のこと。これは、消防活動の有効性を確保するために、1990年(平成2年)消防庁の通知による「高層建築物等におけるヘリコプターの屋上緊急離着陸場等の設置推進」に基づく物である。その中で、緊急離着陸場の設置基準として、緊急離着陸場または緊急救助用スペース(以下「緊急離着陸場等」と言う)の設置対象物は、建築物の高さが31mを超える建築物であることをはじめ、着陸帯の長さ及び幅は、原則としてそれぞれ20m以上とすること、着陸帯にはオレンジ系夜光塗料またはビーズ入りのトラフィックペイントで着陸帯の境界線、Hマークの接地帯標識、許容重量(床面強度を2.25で除した重量)、認識番号及び進入方向、出発方向を表示すること、着陸帯の床面強度はラーメン及びスラブ設計ともに短期荷重とし、その荷重は活動想定機体の全備重量の2.25倍以上とすることなどが定められている。

ギャレー

飛行機内の調理室のこと。調理室ではあるものの、実際に調理を行なうことはほとんどなく、機内食を温めたり、飲み物の準備をしたりする。短距離用の飛行機は簡単な飲み物を提供する程度のため、コンパクトな設計だが中長距離用の旅客機はギャレーが数ヵ所にあり、面積も広く取ってある。内部には、肉や魚を温めるオーブンや電子レンジ、おしぼり用加熱器、コーヒーメーカー、冷蔵庫などが装備されており、食事や飲み物はコンテナで収容される。

空港

空港とは、空港法において「公共の用に供する飛行場(附則第二条第一項の政令で定める飛行場を除く)」と定められている。空港の設置及び管理に関する基本方針として、「空港の設置及び管理を行なう者(以下「空港管理者」と言う)、国、関係地方公共団体、関係事業者、地域住民その他の関係者の相互の密接な連携及び協力の下に、空港の設置及び管理を効果的かつ効率的に行ない、環境の保全に配慮しつつ、空港の利用者の便益の増進を図り、もつて航空の総合的な発達に資するとともに、我が国の産業、観光等の国際競争力の強化及び地域経済の活性化その他の地域の活力の向上が図られるべきことを基本理念として定めるものとする」と記載されている。空港の種類としては拠点空港、地方管理空港、その他の空港、共用空港など。

空港監視レーダー

「空港監視レーダー」とは、英語で「Airport Surveillance Radar」といい、略して「ASR」 と表記される。「PSR(Primary Surveillance Radar、一次監視レーダー)」と「SSR (Secondary Surveillance Radar、二次監視レーダー)」を組み合わせ、空港から約110km以内の空域にある航空機の位置を探知し、出発機や進入機の誘導、及び航空機相互間の間隔設定等、空港周辺におけるターミナルレーダー管制業務に使用される。また、航空機のみを映し出せるよう、地上障害物や降雨などの反射信号による影響を消去できる機能を備えたレーダーで、カバーできる範囲は、距離が約30〜70nm(56〜130km)、高度約4,000〜25,000ft(1,200〜7,620m)程度。空港監視レーダーは、離陸した航空機に対しては航空路まで誘導し、着陸機に対しては航空路から空港近辺まで誘導する。着陸の場合は、通常、着陸接地点より6〜9nm(約11〜17km)の最終進入地点まで、航空機に対して指示を出す。

空港管理状況調書

空港管理状況調書とは、公共の用に供されているそれぞれの空港での着陸回数、乗降客数、貨物取り扱い量、郵便取り扱い量、航空燃料供給量等の管理状況を取りまとめた調書のこと。国土交通省の航空局が作成しており、着陸回数及び乗降客数は定期航空の他に不定期航空なども含む。この不定期航空をカウントするか否か、また通過客数を含むか否か等の違いにより、各空港が発表している数値としばしば差異が生じているケースもある。なお、2016年(平成28年)の空港管理状況調書の集計によると、国際線と国内線を合わせた空港別着陸回数順位の1位は東京国際空港、2位は成田国際空港、3位は関西空港。空港別の乗降客数でも、国際線と国内線の総数で1位が東京国際空港、2位が成田国際空港、3位には関西国際空港がランクインしている。

空港使用料

空港使用料とは、旅客施設使用料(Passenger Facility Charge、略してPFC)とも言われる。また、ロビー、昇降機設備を含む館内移動施設、フライト情報システムなど、様々な施設の維持管理にあてる物を旅客サービス施設使用料、高性能検査装置による手荷物検査、ハイジャック検査や旅客ターミナルビルの保安維持等のサービスにあてる物を旅客保安サービス施設使用料と表すこともある。つまり空港使用料は、航空機を運行するにあたって必要となる空港の各種施設や設備に対してかかる料金のことで、駐機料や旅客ターミナルビルの運営経費、税金などが含まれる。使用料は空港によって様々だが、通常は航空会社が航空券の料金に含めた形で搭乗客から徴収し、航空会社から空港管理会社へ納入している。

空港税

空港施設利用する旅客や、空港を使用する航空会社が支払う税金のこと。空港施設の維持管理を目的としている。「エアポートタックス」とも言い、日本では「空港施設使用料」として徴収される。旅行者は、航空券とは別に支払う必要があるが、最近では航空券の購入時にまとめて徴収されることが多い。別途支払うケースとしては、経由便での途中降機の際に、現地で徴収される場合がある。海外では若干異なった形態になっている場合もあり、名称も「税関審査料」「入国審査料」「通行税」など様ーな呼称が用いられる。

空港法

空港法とは、「空港の設置及び管理を効果的かつ効率的に行なうための措置を定めることにより、環境の保全に配慮しつつ、空港の利用者の便益の増進を図り、もつて航空の総合的な発達に資するとともに、我が国の産業、観光等の国際競争力の強化及び地域経済の活性化その他の地域の活力の向上に寄与することを目的とする」と定められた法律。かつての空港整備法に基づき、2008年(平成20年)に名称変更をして制定された物である。なお、空港整備法が空港法へ改められた背景には、今後の空港政策を見据えた上で、従来のインフラ整備重視の考え方から運営を重要視する時代へ突入したという考え方があり、空港利用者の利便性の向上、安全確保などが盛り込まれている。

空港免税店

空港内にある免税店のこと。免税店は、旅行者に対して、消費税や酒税、輸入品の関税など商品にかかる税金を免除して販売する小売店を言う。空港内では、国際線の出国審査を抜けた搭乗ロビーに設置してある。アルコールやタバコは通常より安く買えるが、購入数に制限がある。大規模な国際空港では、ショッピングモールのように免税店が並び、多くの観光客で賑わいを見せる。購入商品によっては、パスポートと出国のための航空券の提示が必要となる場合がある。

空港面探知レーダー

空港面探知レーダーとは、英語でAirport Surface Detection Equipment、略してASDE と表記する。空港面探知レーダーは空港内の地表面における航空機や車両等の動きを監視し、それらの交通の安全を図るための高分解能レーダーで、飛行場管制業務に使用される。視界の悪い場合や夜間等に、滑走路やその他の走行区域に異常がないかを確認するための装置。航空機の飛行状況を監視し管制を行なうためのレーダーには、空港面探知レーダーの他に、航空路監視レーダー(air route surveillance radar、ARSR)、空港監視レーダー(airport surveillance radar、ASR)、二次監視レーダー(secondary surveillance radar、SSR)、精測侵入レーダー(precision approach radar、PAR)等が使われる。空港面探知レーダーがカバーできないブラインドエリアを監視するマルチラテレーションと言う監視システムもある。

空港ラウンジ

「空港ラウンジ」とは、空港を利用する飛行機の搭乗客が出発を待つ間、快適な時間を過ごせるように設けられた待合室のこと。空港ラウンジには、「航空会社」が運営するものと「クレジットカード会社」が運営するもの、「空港」が運営するものがある。「航空会社」が運営するものは、主にファーストクラスやビジネスクラス、上級会員を対象としている。一方、「クレジットカード会社」が運営するものは「カードラウンジ」とも言い、年会費を払っている会員様向けのラウンジとなっている。中部国際空港「セントレア」では、対象となるクレジットカードを所有している場合に限り、到着時にも利用できるプレミアムラウンジセントレアがある。「空港」が運営するものは有料ラウンジで、空港利用者向けとなっている。空港や航空会社などによってサービスが異なるが、広い個人スペースが提供され、電話やファクシミリ、コピー機などの通信機器やビジネス機器などが装備されているなど、各空港がサービスの充実を図っている。

空港レーダー情報処理システム

空港レーダー情報処理システムは航空交通管制情報処理システムのひとつで、航空機の安全運航及び定時運航を図り、かつ管制業務等の円滑な実施を支援するシステム。通常は、automated radar terminal system(ARTS)、ターミナルレーダー情報処理システムが設置されていないターミナル管制所に設置される空港用レーダー情報処理システムで、処理内容や表示機会数等はARTSに比べて少ないが、主要な機能は備えている。なお、ARTSとは空港監視レーダー等からの航空機の位置情報と、飛行情報管理システム(FDMS)や飛行情報管理処理システム(FACE)から受信した飛行計画ファイルを処理し、ターミナル管制所等の管制卓に設置された表示装置上に航空機の位置、便名、速度、航空機の位置や航空機の向き、飛行計画等の情報を表示すシステムのこと。

空港連絡鉄道

空港連絡鉄道とは、旅客機が離着陸する空港と都市の間を結ぶ鉄道のこと。日本で最初に空港アクセスのために開通した鉄道は、東京の浜松町駅から東京国際空港(羽田空港)を結ぶ東京モノレール羽田空港線だと言われている。当初は旅行客のみを意識しているような高額な運賃だったが、のちに空港で働く人々をターゲットに中間駅を新設したり、待避線を設けることで浜松町駅?羽田空港第1ビル間をノンストップでつなぐ線を作ったり、空港へのアクセス改善に一役買っている。2005年(平成17年)に開業した中部国際空港の空港連絡鉄道は、駅から旅客ターミナルまでスロープで結ばれており、プラットホームから出発ロビーまで、段差なくアクセスすることができるのも魅力。また、ANAが鉄道の時間との調整を図ってダイヤを組むなど、空港駅発着の列車との乗り継ぎについて、その利便性が注目されている。

空中待機

航空機が安全な着陸ができるように、空中で待機すること。飛行機が目的地上空に到達しても、天候状況が悪いときや到着機が多すぎて一度に着陸誘導ができない場合は、指定された空域で旋回しながら着陸進入を待機する。「ホールディング」とも言う。管制塔から待機空域と時間、高度が指定される。待機中は、搭載燃料の限度を考えて、滞空時間を最大にする最適飛行速度にするが、ジェット機では速度安定を考慮して失速速度に余裕を加えた速度を用いて飛行する。残り燃料が少ない航空機は、最寄りの空港に着陸する場合もある。

国管理空港

国管理空港とは、空港法で定める拠点空港の内、国土交通大臣が設置、管理する空港のこと。「空港法第15条第1項に定める国管理空港附則第3条第1項に規定する特定地方管理空港のこと」と定められている。具体的には、東京国際空港、新千歳空港、仙台空港、新潟空港、広島空港、高知空港、福岡空港、長崎空港、宮崎空港、那覇空港などが挙げられる。また2016年(平成28年)夏には仙台国際空港が、国管理空港としては国内で初めて、民営化を果たした。国では、民間の能力を活用した国管理空港等の運営等に関する基本方針の策定、国管理空港特定運営事業及び地方管理空港特定運営事業にかかわる関係法律の特例や、その他の民間の能力を活用した国管理空港等の運営等に必要な措置を定めることで、国全体の航空輸送需要拡大を図ることを目指している。

クリーニング

航空機の外部の美観を維持し、腐食を防止するために定期的に汚れを除去する作業。車で言う洗車に当たる。短い期間で繰り返すクリーニングと、ある程度間隔を開けて行なうクリーニングの2種がある。短い期間に繰り返すクリーニングでは、航空機外面のうち、運航により汚損しやすい部分が中心で、汚損を比較的新しいうちに除去する。間隔を開けて行なうクリーニングでは、機体全体と着陸装置が対象となり、所定の洗機場で大量の洗剤と水を使って行なう作業となる。

クレームタグ

飛行機の預け荷物の引替証のこと。チェックインカウンターで荷物を預けると、預け荷物にタグが付けられ、その半券が渡される。航空会社によっては、シールになっていて航空券に貼り付けられるものもある。タグには荷物の到着先の空港コードや識別番号などの情報が記載されている。万一ロストバゲージが発生した際には、クレームタグを航空会社に提示して、調査や補償を請求する。また、預け荷物の受け取り後でも、出口でクレームタグと荷物の照合を行なう空港もある。

グライダー

動力装置を搭載していない固定翼の重航空機。牽引など外部の動力によって離陸し、風などによって滑空する。上昇気流を利用して長時間あるいは長距離の飛行を行なうことができる。人が搭乗するものと、模型のものがあり、いずれもエアースポーツとして人気がある。機体は軽くて丈夫なFRP製が多く、曲技飛行を行なうことができる。また、フラップを装備して翼型を変化させることで、高速性能を向上することができる。エンジンを搭載して、自力で離陸できるものは「モーター・グライダー」と呼ばれる。

グライドスロープ

グライドスロープとは、グライドパスとも呼ばれる、計器着陸装置(ILS、Instrument Landing System)のひとつ。地上に設置された装置により、航空機に電波を発射することで、適切な降下経路へ誘導する装置であり、計器着陸において、適切な進入角を示す役割を果たす。UHF帯の電波が水平面に対して2.5〜3度の角度の進入コースを形成するように発射されており、航空機はその電波をとらえながら、グライドスロープから外れないように機体を操縦する。そうすることで、適切な着陸進入角を維持することができるという仕組み。計器着陸装置には、グライドスロープの他に、進入方向を示すローカライザー(LOC)や、航空機の着陸点までの距離を測定するための電波を発射するターミナルDME、滑走路までの特定位置(距離)を示すための電波を発射するマーカー等がある。

グランドホステス

地上で勤務する航空会社の職員のことで、「グランドスタッフ」とも言う。グランドホステスは、空港カウンターのチェックイン業務や搭乗ゲートでの案内、トランジット案内や誘導、ラウンジでの接客など、空港での地上業務を担当する。外国人客にも対応できるよう語学力が求められ、接客業務が中心になる。その一方で、手荷物も扱うため体力も必要となる。現在では、子会社や他の関連会社等に業務を委託しているケースも多く、業務提携先の航空会社の社員が担当することもある。

軍用飛行場

軍用飛行場とは、軍用機の運用のために自衛隊や軍隊が使用している飛行場のこと。例えば、十勝飛行場、旭川飛行場、札幌飛行場、千歳飛行場、入間飛行場、横田飛行場、立川飛行場、名古屋飛行場、小松飛行場、舞鶴飛行場、岩国飛行場、徳島飛行場、芦屋飛行場、嘉手納飛行場、普天間飛行場等全国各地にあり、民間との共用飛行場も含まれている。通常、日本国内の公共用飛行場では航空法等の規定に基づき、国土交通大臣によって制限表面等が告示されるが、日本における軍用飛行場の場合、アメリカ軍が設置、管理する国内の飛行場では、航空法の対象外のため、制限表面の告示はされていない。関連法規としては、米国航空法(Federal Aviation Regulations、略してFAR)の適用が想定される。

計器着陸装置

計器着陸装置とは、英語でInstrument Landing System、略してILSと表記される。着陸のために進入中の航空機に対して、指向性のある電波を発射して滑走路への進入コースを指示する無線着陸援助装置。航空機は地上から発信される電波にしたがって滑走路へ進入し、着陸する。計器着陸装置には、進入角(パス)を示すための電波を発射するグライドスロープ(GS)や、進入方向を示すローカライザー(LOC)、航空機の着陸点までの距離を測定するための電波を発射するターミナルDME(T-DME)、滑走路までの特定位置(距離)を示すための電波を発射するマーカー(MKR)等が存在。計器着陸装置は、視程状況等によって大きく3つのカテゴリに分けられており、空港と航空機の装備器材の能力によって運用規定が異なる。

軽航空機

国際民間航空機関の航空機分類の中で、空気より軽い飛行体を意味する。気密性のある袋に、水素ガスやヘリウムガス、熱空気など空気より比重の軽い気体を詰め、その袋が排除する空気との重量の差を利用して空中に浮揚する飛行機。空気よりも軽い航空機という意味で、「エアロスタット」とも言う。動力を装備したものと装備していないものがあり、動力を備えたものを「飛行船」、動力を備えていないものを「気球」と言う。飛行船には、骨組み構造の硬式飛行船と骨組みを持たない軟式飛行船がある。

経由便

航空機で、目的地に向かう途中でどこかに立ち寄り、別の飛行機に乗り換えをするが、便名は変わらない便のこと。また、燃料や食品の補給などを行なうために乗り換えをせずに、立ち寄るだけの便もある。距離が長く、直行できない場合や、複数の空港に立ち寄りながら運航される場合がある。基本的に同じ便で同じ機材で運航され、出発空港名と目的空港名の間に○○経由と表記されている。経由便の乗客は空港外には出られない。

欠航

航空業界における欠航とは、予定していた飛行が中止となること。主に、出発地点や到着地点の悪天候、または飛行経路の天候不良などが原因になることが多い。また、機材の故障、前日の悪天候などの影響で機材のやり繰りや乗員のやり繰りの都合が付かない等の理由で欠航となる場合もある。搭乗客の命を最優先し、安全な飛行を確保するために、各航空会社のコントロールセンターの責任者が欠航の判断を下す。乗る予定だった飛行機が欠航となった場合、ツアー旅行を申込んでいた場合は、ツアー自体が催行されず、キャンセル料はかからないのが通例。個人手配で申込んだ飛行が欠航になった場合は、空席があれば次の便へ振り替えができることもある。航空会社によっては、欠航が決まった時点で携帯電話やスマートフォンへ案内メールを送るサービスを行なっている。

検疫

「検疫」とは、国内に常在しない感染症やウイルスが外国から侵入するのを防ぐため(または、国外に拡散することを防ぐため)に、空港や海港、国境等で入国者や輸入物品について、厚生労働省の技官である検疫官が検査を行ない、必要に応じて隔離、消毒、廃棄や焼却など防疫措置を施すこと。日本では「検疫法」に基づいて実施され、1類の感染症としてエボラ出血熱、クリミアコンゴ出血熱、痘瘡、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱等が規定されており、また、新型インフルエンザ等の感染症、チクングニア熱、デング熱、鳥インフルエンザ(H5N1及びH7N9)、マラリア等も感染症予防法に規定されている。国内における病害虫の被害を防ぐための植物検疫や、動物の病気の侵入を防止するための動物検疫等も実施されている。

ゲートウェイ

ゲートウェイとは、一般用語で入り口や玄関のこと。航空業界においては、通常、海外から到着した旅客が最初に到着して入国する、あるいはその地域に入る空港を指すことが多い。周辺の国や地域の中心部に位置し、乗り継ぎの拠点となるハブ空港と類似した意味で使われるが、地理的にその国や地域の端に位置している場合などは中継地点となるのが困難なため、ゲートウェイ空港として、必ず経由する玄関口の機能を目指すことがある。日本においても、首都圏の空港を中心にアジアのゲートウェイ空港としての機能を向上させることで、国際競争力を高めることを目指し、空港周辺の道路整備をはじめとした交通インフラの整備、国際コンテナ戦略、MICE環境の整備、安全対策等に取り組んでいる。

ゲートラウンジ

ゲートラウンジとは、日本語で搭乗待合室のこと。旅客機に搭乗する人が、チェックインの手続きを済ませ、手荷物を預け、保安検査を通過したのち、航空券に記載された出発ゲートで待つ間に利用する、ゲートの近くにある待合室のことで、通常、搭乗客しか入ることができないエリア。ゲートラウンジでは、保安検査通過後にある売店や飲食店で購入した飲み物、軽食等を取ることができる。空港によっては、国際線と国内線のゲートラウンジが一体化しているスタイルや、有料で利用できる特別待合室を設けているケースも。特別待合室では、フリードリンクや軽食の提供、無線LANの使用、新聞や雑誌のサービス等を提供しており、指定のクレジットカード会員の場合は無料になる場合もある。

航空機材

航空機そのものと予備部品の総称を指し、機体と原動機(エンジンなど)、装備品に大別される。機体は、航空機から原動機及び装備品を除いた部分で、機体構造(フレームなど)と動力や電気などの配線・配管類、客室や洗面所などの室内装備からなる。原動機は、エンジン本体の他、エンジン交換の際にユニットとして取り扱われるエンジン補機類や関連部品などがある。装備品は、動翼、着陸、油圧、気圧、航法、通信などに使用されるための特定の機能を持つまとまった部品を言う。

航空機接近警告灯

航空機接近警告灯とは、地上走行中の航空機に対し、滑走路に入る前に当該滑走路から離陸し、または当該滑走路に着陸しようとする他の航空機の接近を示すために設置する灯火のこと。航空機接近警告灯の灯器は、滑走路に入る前に一時停止するべき位置から当該滑走路の境界線までの間において、誘導路中心線上に曲線部分及びその付近にあってはその曲線部分が明らかに標示できる間隔に、その他の部分にあっては15m以下のほぼ等間隔に設置すること、また、滑走路中心線上の当該滑走路に入ろうとする地上走行中の航空機から最も見やすい位置に1個設置することが、航空法によって記されている。灯火は航空赤の不動光。光柱は、誘導路に設置する場合は地上走行中の航空機から見て直線区間では、方位角において光源の中心を含み、かつ誘導路中心線または誘導路中心線の接線を含む鉛直面から左右それぞれ19.25度までの範囲及び光源の中心を含む水平面の上方1〜10度の範囲。曲線区間では、誘導路中心線の接線を含む鉛直面から当該誘導路中心線側へ35度まで及びその反対側へ3.5度までの範囲ならびに光源の中心を含む水平面の上方1〜10度の範囲としている。

航空券

「航空券」とは、旅客機に搭乗する際に必要となる切符のこと。航空券には主に4種類あり、1つ目は「正規航空券」で、ノーマル航空券のこと。正規航空券には、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの種類があり、概ね1年間有効となっており、購入後も予約変更や経路変更、航空会社の変更や払い戻し等ができる。2つ目は「IATAペックス航空券」で、エコノミークラスに適用され、IATA加盟全航空会社共通の特別運賃となっている。他の割引航空券に比較すると割高なケースもあるが、予定に合わせて航空会社を選択できるのが特徴。3つ目が「ゾーンペックス航空券」で、各航空会社が独自に設定している正規割引航空券のこと。エコノミークラスや一部のビジネスクラスに適用され、早期予約や早期の購入で割引になる「早割」などもある。4つ目が「格安航空券」で、エコノミークラスやビジネスクラスの航空券があり、旅行会社がパッケージ用等に利用している団体割引航空券を個人向けに販売している。格安な価格が人気だが、繁忙期などは予約が取れないことも多い。

航空交通管制

空港で、航空機の安全な運航を促し、航空機同士や障害物への衝突や事故を防ぐために、地上から航空交通の指示や情報を与える業務のこと。「ATC(Air Traffic Control)」とも言う。管制所の航空管制官によって行なわれる。出発時では、エプロン(駐機場)からタキシーウェイ(誘導路)を通って滑走路に向かい、滑走路から離陸するまでの間は、航空管制官が指示や情報を与える。また、着陸時は、上空から滑走路への着陸、滑走路からタキシーウェイを通ってエプロンまでの運航を航空管制官が指示する。

航空ショー

「航空ショー」とは、航空機の展示をはじめ航空に関する様々な展示を行なう催事。類似した行事に「航空祭」があり、明確な違いはないが、一般的には「航空ショー」はビジネス関係を含めた催しであり、ビジネスにかかわりのないイベントを「航空祭」と呼ぶことが多い。日本では、「空の日(9月20日)」にちなんだイベントや、民間航空関連団体が主催する催事の他、基地周辺住民との交流を図るため開催される催事なども場合もある。日本で人気の航空ショーが、航空自衛隊によるアクロバット飛行(展示飛行)を専門とするチーム「ブルーインパルス」で、自衛隊の航空祭や全国各地の航空ショーなどで曲技を披露している。海外においては、軍の広報目的や新型機の商談目的として開かれることも多く、世界的に有名なフランスのパリ、イギリスのファーンボロ、シンガポール、ドイツのベルリン、アラブ首長国連邦のドバイなどを舞台にした航空ショーなどがある。

航空障害灯

航空障害灯とは、国土交通省令で定める航空灯火のひとつであり、航空機に対して航行の障害となる物件の存在を認識させるための施設。地表または水面から60m以上の高さの物件及び進入表面、転移表面または水平表面に著しく近接した物件やその他航空機の航行の安全を著しく害するおそれのある物件に設置される灯火のこと。英語ではObstacle Lights、OBLと表される。航空障害灯は高光度航空障害灯、中光度白色航空障害灯、中光度赤色航空障害灯及び低光度航空障害灯に分けられ、高光度航空障害灯は航空白の閃光で1分間の閃光は40〜60、中光度白色航空障害灯は航空白の閃光で1分間の閃光回数は20〜60。中光度赤色航空障害灯の灯火は航空赤の明滅で、1分間の明滅回数は20〜60。低光度航空障害灯は航空赤の不動光とされている。

航空整備士

航空機の整備を専門に行なう技術者。航空整備士は、国家資格の有資格者で、一等、二等に分類され、これとは別に航空工場整備士がある。旅客機を扱えるのは一等航空整備士に限られる。また、整備した機体が安全性を確保するための基準に適合しているかを判断するのは、航空運航整備士の業務となる。航空会社では、個ーの整備士の知識や経験、技能の差によって、整備の品質に差が生じることを防ぐため、メンテナンス・マニュアルにしたがって作業を進めることになっている。

航空地方気象台

航空地方気象台とは、航空機の安全な離着陸や飛行計画等のために空港及びその周辺の気象情報を常に監視し、定時観測、通報を行なう観測所。気象情報には風向き、風速、気温、露点、気圧、視程、大気現象、雲の様子等、あらゆる条件が含まれる。特に低い雲や見通せる距離が短い悪視程、雷現象、強い風等は飛行機の運航に多大な影響を及ぼすことから、特別観測通報を出し、パイロットや空港関係者へ注意喚起を行なう。中でも機長に直接伝えられる即時情報としての有用性は、航空灯火等の航空保安施設等と並び、非常に重要視されている。国内には成田航空地方気象台、東京航空地方気象台、中部航空地方気象台、関西航空地方気象台の4つの航空地方気象台がある。

航空ネットワーク

航空ネットワークとは、空港と空港を結ぶ路線網のことを指す。特に離島や地方都市を結ぶ地域の航空ネットワークは、地方住民の生活の向上、地方経済の活性化にとって不可欠であり、地元の足として重要性を増している。一方で、経営的な観点から、地域の航空会社による地域航空ネットワークの充実が困難な状態になっていることも事実。そこで、国土交通省では、航空ネットワークの充実、地方航空ネットワークの安定的な確保について2014年度(平成26年度)に「地方航空路線活性化プログラム」を創設。地方路線にかかる着陸料の軽減、小型機材にかかる着陸料及び航行援助施設利用料の軽減、国内線に就航する航空機にかかる固定資産税の特例措置軽減、着陸料にかかる提案割引制度等の施策を講じることで総合的な支援を実施している。

航空路

航空路とは、航空機の航行に適する空中の通路として国土交通大臣が指定する物。航空路の幅は原則として18kmまたは14kmであり、地上の航空保安無線施設等を結んで全国各地に指定されている。航空機は航空保安無線施設から得られる距離や方位等の情報を頼りに航空路の直上を飛行するが、従来の航空路は、航空保安無線施設を相互に結んで構成されているため、地図上で見ると折れ線構造となっているケースが多かった。そこで飛行時間や距離の短縮、欠航や遅延の低減を図るため、新たな広域航法(RNAV)経路の採用が検討されている。RNAV経路とは、航空機が搭載する高機能なコンピューター等を用い、自機の位置を算出し、任意の経路を飛行する航法のこと。これにより、飛行距離の短縮や経路を自由に設定することにより、多くの航空機が飛行できるようになると期待される。

航空路監視レーダー

航空路を運航する航空機の飛行状況を監視し、管制指示を行なうためのレーダー。山頂など航空路を十分に見通せる場所に設置されており、半径約200海里以内の航空機を探知する能力がある。探知した飛行機を、遠隔地の管制室にあるモニターに表示して、それぞれの飛行機の現在位置を知らせる。管制室ではモニターを見ながら、航空交通管制の指示を与える。航空路監視レーダーは、日本には釧路、八戸、箱根、奄美など全国に16ヵ所設置されており、札幌、東京、福岡、那覇の各航空交通管制部にその情報が送られるようになっている。

航空路誌

航空路誌とは、国が発行している出版物。英語ではAeronautical Information Publication、略してAIPと表記され、日本では国土交通省が発行している。自衛隊機用として、同様の航空路図誌と言う印刷物を防衛省が発行。航空路誌には航空機の運航のために必要な恒久的な情報が掲載されており、飛行場の情報や航空保安施設の種類等が記載されている。収録内容の恒久的な変更は航空路誌改訂版にて行なわれ、一時的な変更等は航空路誌補足版により掲載される。また、2009年(平成21年)からは、国際民間航空機関(ICAO)が推進する「航空情報業務(AIS)から航空情報管理(AIM)への高度化」の一環として、パイロットがどこからでも誰でも閲覧できるよう、インターネット上で電子航空路誌(eAIP)も提供され始めた。

航空路情報提供業務

航空路情報提供業務は、英語でaeronautical en-route information service、略してAEISと表す。航空保安業務の管制通信業務のひとつで、航空路上を飛行中の航空機を対象に、対空送受信施設または対空送信(放送)施設より、気象情報や飛行場の情報、航空保安無線施設の運用状態の変化に関する最新情報等、安全に飛行するための様々な情報を通信によって提供する業務。また、航空機から異常気象等に関する報告を受けて、他の航空機や気象機関へ提供する。航空保安業務には管制通信業務の他に管制業務、管制情報業務、管制技術業務、航空灯火・電気業務、飛行検査業務等があり、管制通信業務の中には、航空路情報提供業務の他に、国際対空通信業務や飛行場対空通信業務、飛行場情報放送業務、他飛行場援助業務等がある。

航空路線

航空機が空を飛ぶための空路のこと。航空会社が定期あるいは不定期に航空輸送を行なう際に、国土交通省に申請が必要となる。国内で路線を開設する場合には、航空会社が国土交通省航空局に申請し、同局が申請もとに需要動向や他の航空会社との競合関係などを検討して認可するようになっている。国際間の路線については、相手国の両国政府間交渉により開設を決める。その方法としては、新規にその国と航空協定を締結するか、現行航空協定を改定するかのどちらかになる。

航空路レーダー情報処理システム

航空路レーダー情報処理システムは、航空路官制における航空保安業務に用いる官制支援システムのひとつであり、札幌、東京、福岡、那覇の航空交通官制部に配置されているシステムである。航空機の安全な運航及び定時運航を図り、かつ官制業務等の円滑な実施を支援するためのシステムである。英語ではRadar Data Processing System、略してRDPと表す。航空路レーダー情報処理システムは具体的には、全国の航空路監視レーダーであるARSR(Air Route Surveillance Radar、航空路監視レーダー)からの官制移管情報(位置情報)とFDMS(Flight Data Management System、飛行情報管理システム)からの飛行計画ファイルを照合し、各管制部のIECS(Integrated En-route Control System、航空路管制卓システム)の表示装置上に航空機の位置、便名、速度等を表示するために必要な情報を生成するシステムを指す。

高速離脱用誘導路指示灯

高速離脱用誘導路指示灯とは、飛行場において、航空機の離着陸を安全にするために飛行場またはその周辺エリアに設置された様々な飛行場灯火の内のひとつで、滑走路を走行中の航空機に高速離脱用誘導路への出入経路と滑走路中心線との接続点までの距離を示すために設置する灯火のこと。英語でRapid Exit Taxiway Indicator Light (s)、略してRETILと表記される。高速離脱用誘導路とは、高速脱出誘導路ともいわれ、着陸した航空機がより高速の状態で滑走路から脱出できるように取り付けられた誘導路。高速離脱用誘導路指示灯の灯器は、滑走路を離脱しようとしている航空機から見て、高速離脱用誘導路への出入り経路と滑走路中心線との接続点から滑走路進入端の側に約100mの等間隔に設置すると決められている。灯火は、航空黄の不動光。

航続距離

航空機が、無給油で飛行できる距離。航行速度や天候、風向き、積載重量、飛行高度によって強く影響を受け、同じ航空機でも飛行のたびに変化する。標準的な機体仕様での航続距離を「標準航続距離」、最大燃料搭載での航続距離を「最大航続距離」と言う。大型航空機は、機体重量や積載重量も大きいが、その分燃料も大量に積載できる。気象の影響などで、予定の航続距離まで達しない場合は、途中で給油する場合もある。

国際航空運送協会

国際航空運送協会は、英語ではInternational Air Transport Association、略してIATAと表記される。IATAの前身はInternational Air Traffic Association。世界で初めて国際航空サービスが開始された1919年(大正8年)に、オランダのバンクーバで設立。その後、航空安全の促進や利用者利便の向上のため、航空会社が加盟する国際的な業界団体として、1945年(昭和20年)4月にキューバのハバナにIATAが設立された。国際航空運送協会は、各関係機関に対して航空産業の発展、航空安全の促進、環境問題への対策等の政策提言を行なうことを目的としている。また、国際航空の需要及び動向等、全世界規模の調査を実施。スイスのジュネーブとカナダのモントリオールに本部が設けられており、日本では全日空、日本航空、日本貨物航空が加盟している。

国際線

国際線とは、2つ以上の国の空港と空港を結ぶ航空路線のこと。通常、国際線を利用する場合は、出発時刻の2時間前までに空港に着き、チェックイン等の手続きを行なうように推奨されている。国際線では、航空会社のサービス内容や航空機が国内線と異なることが多く、例えば日本航空の場合、シートピッチの拡大、座席のスリム化等により、足もとスペースが広くなり、より快適になった「新・間隔エコノミー」を採用し、導入路線を拡大している。また、国際線ならではの世界基準の料理、機内エンターテインメント等を提供。ラウンジサービスのクオリティを高めるなど、旅の満足度アップを目指して様々な国際線サービスを行なっている

国際民間航空機関

国際民間航空機関とは英語でInternational Civil Aviation Organization、略してICAOと表記される。1944年(昭和19年)に定められた国際民間航空条約(シカゴ条約)を基本に、国際民間航空が安全かつ整然と発達するように、また国際航空運送業務が機会均等主義に基づいて確立され、健全かつ経済的に運営されるように、各国の協力を図ることを目的に設立された、国連の専門機関。この目的のために、国際民間航空機関では、国際航空運送業務やハイジャック対策をはじめとするテロ対策等のための条約を作成した他、国際航空分野における気候変動対策を含む環境保護問題についても議論、対策が進められている。設立は1947年(昭和22年)、モントリオールに本部が置かれており、選挙で選ばれた36の加盟国から理事会が構成される。

国内線

国内線とは、自国内の空港と空港を結ぶ航空路線のこと。国内線を利用する際には、チェックイン手続きを済ませ、必要に応じて手荷物を預ける。チェックイン方法については、航空会社によって異なるため、出発前に各航空会社の情報を確認しておくとスムーズに手続きを終えられる。その後、手荷物検査とボディチェック等の保安検査を終えたら、搭乗券に記載されている搭乗口や搭乗締め切り時間を確認して搭乗口へ。搭乗ゲートへは通常、出発の15分前までに到着するようにする。また国内線であっても、アルコール性飲料や化粧品、ドライアイス等、数量制限がある物や、ナイフ類、ハサミ、工具等機内への持ち込み制限品、輸送禁止品などが定められているので、事前に確認が必要である。

コクピット

コックピットは英語でcockpitと表記される。日本語では、コクピットとも。航空機の操縦室のことで、通常は機内の最前方に位置し、操縦乗員が搭乗するスペース。大型機の大半が機長と副操縦士の2人乗務機となっているが、交代乗員やオブザーバー用の席が設けられている航空機もある。通常、操縦室には前方及び側方の視界を確保するために6枚、機種によってはそれ以上の窓が設けられている。これはウインドーシールドと呼ばれ、操縦室内にある2つの座席の内、機長の操縦席となる左側正面にある窓をL1ウインドーと呼ぶ。そこから順にL2、L3ウインドーとなり、同様に右側の操縦席はR1、R2、R3となる。窓を開けることができるタイプの他に、窓が開かない機種もある。

故障通報システム

飛行中の航空機に故障が発生した場合の連絡システム。故障が発生した航空機の地上滞留時間を縮めて定時運航を守るために、故障をできるだけ早い段階で知り、航空機が到着する以前に修理の準備手配をしておく。機上からは、トラブルごとに集録したコードブック(MRSマニュアル)を見ながら、飛行中の不具合をコード化して地上に通報する。地上では、通報を受けたコードをコードブックと照らし合わせて故障状況を把握し、必要部品の手配や修理の準備を行なう。

コネクション

コネクションとは、航空機の乗り継ぎのこと。または、航空機を乗り継いで目的地へ行く場合の接続便を指す。乗客の乗り継ぎ手荷物については、CNX BAGと表記。乗り継ぎの貨物についてはCNX CGO、乗り継ぎの郵便物はCNX MAILと表記される。なお、航空券の種類によっては、ストップオーバー、つまり飛行機の途中降機ができる場合もある。上手に活用することで、コネクションを利用して複数の都市に滞在することも可能。なお、デルタ航空では、デルタ航空とのコネクションのために地域航空会社が運航する便をデルタ・コネクションという。これらの航空会社は、デルタ航空の便名で、デルタ航空のハブ空港と地方空港の間の路線を、小型ジェット機等で運航している。

コミューター航空

大都市と中小都市間、あるいは中小都市間を結ぶ地域航空サービスで、100席未満の飛行機による航空輸送を指す。コミューター航空の多くが、10〜30人乗りの小型飛行機を使用しており、大量輸送ではなく小規模輸送を中心に航空事業を行なっている。1960年代にアメリカでサービスが開始され、大手航空会社が運航しない路線を開拓し日本でも80年代に離島向けの路線などで活発化した。陸上交通より早く目的地に到着でき、場所によっては、費用も安くなる。

コンコース

コンコースとはもともと、人が集まる場所であり、流動を目的として駅や会場、学校等の中央に設けられるホール、公園の中の中央広場等を指す。空港においては、搭乗手続きを行なうターミナルに対して、飛行機への乗降をする搭乗ゲートや待ち合わせ用の座席がある部分等をコンコースと呼ぶ。通常、保安検査等を終えて搭乗ゲートの方へ向かうコンコースでは、免税店や売店等が並び、搭乗前の時間を過ごすためのサービスが充実している。ただ、小さな空港ではターミナルやコンコース等の機能を区別せずに、ひとつの建物内ですべての役割を担っているケースや、個々のターミナルビルでターミナル機能とコンコース機能の両方をかね備える場合も。また、通路や地下トンネル等でターミナルと複数のコンコースをつなぐ構造になっている空港もある。

コンテナ

コンテナとは、航空機の貨物室に搭載される、貨物や手荷物等を積載する箱のこと。コンテナがたくさん集まると、トーイングトラクターという牽引車が出動。コンテナドーリーと呼ばれる台車に載せられ、トーイングトラクターで航空機の貨物室のドアまで運ばれる。そのあとは、ハイリフトローダーと呼ばれるエレベーター式の昇降機でコンテナを持ち上げ、飛行機の貨物室へ搭載。主にコンテナは、効率化を考えた軽量のアルミ製が多いが、アルミ製コンテナの場合、頂部が鋭利であるため、運搬する作業員の安全性や機材への損傷などが問題となるケースもあり、緩衝材の使用等、工夫が求められることも。ANA Cargo等、貨物を専門に扱う会社では、コンテナの貸し出しサービス等も受付けている。

コンテナドーリー

コンテナドーリーとは、アルミ製のコンテナを積み込むための支援機材であり、主に旅客機用として使用。コンテナドーリーには車両が付いていて、コンテナを押すと、ハイリフトローダーと呼ばれる上下するリフトに容易に載せ換えることができる。その他にも様々なタイプの物があり、両方向から牽引できるタイプの物や、1ベットスタイル、2ベットスタイル、3ベットスタイルの違い、ターンテーブル式の物等がある。ターンテーブル式のコンテナドーリーは、ロックを解除することで荷台が回転するので、貨物室の横に付けた際にコンテナ自体を動かして向きを変える必要がない。また、ドーリーとドーリーの間をスライドして移動できる仕組みなど、効率的に積み込める工夫が凝らされている。コンテナを載せたコンテナドーリーを牽引する車を、トーイングトラクターと呼ぶ。

コンフィギュレーション

旅客機内の座席の配列のこと。客室内のレイアウトや座席数は航空会社によって様ーで、同じ航空会社の同じ航空機でも、路線によって異なる。国際線ではフォースとクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスでそれぞれ異なり、上級クラスになる程一人当たりの占有空間が広く取ってある。また、国内線の人気路線については、座席数を多めに配置して、大量輸送を可能としていることもある。国際線は座席数を少なくする分、トイレの数を増やしたり、通路を広く取ったりする。

ゴーアラウンド

ゴーアラウンドとは日本語で、着陸復行のこと。航空機が着陸進入時、デシジョンハイトと呼ばれる着陸を決定する高度以下に降下した状態で、何らかの理由により安全な着陸が困難であると判断される場合、一旦、着陸を断念して、パイロットが着陸をやり直すために再び機体を上昇させる。ゴーアラウンドの原因としては、滑走路上の障害物、先行機とのニアミス、悪天候や強風、高度不良、その他管制塔からの指示等が考えられる。パイロットとしては、わずかでも危険要素があれば無理をせず、ゴーアラウンドを行ない、不安要素を排除してから着陸をし直すのが鉄則。例えば気流が悪いとき等は、一度その悪条件を体感してからゴーアラウンドをして再び着陸を行なえるので、より安全性の高い的確な対応ができるという考え方もある。

ゴーショウ

ゴーショウとは、英語でgo showと表記される。予約していない旅客もしくは予約申込み座席が確保されていない、コンファームしていない旅客が、出発当日に直接空港へ足を運び、その場で予約、発券をして航空機に搭乗すること。満席の場合には空席が生じるのを待つ。ゴーショウ扱いとなる座席は、原則として出発から一定時間前に、座席管理を予約センターから空港のチェックイン部署に移す際に設定。国内線の旅客や、国際線の中でも比較的近距離の便の場合には、しばしばゴーショウの旅客が見受けられる。対義語としては、ノーショウと言う言葉があり、予約が済んでいるのに連絡がなく、チェックイン手続きにも訪れない旅客のこと、搭乗しないことを指す。

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