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空港情報

航空会社が作るフライトプラン



飛行に関するおおよその予定を管制機関に知らせるためのツール、フライトプラン(飛行計画書)。航空会社で作成するフライトプランもあるので、これを紹介します。

2種類あるフライトプラン

2種類あるフライトプラン

通常、航空機が飛ぶときには、出発地から9キロメートル以上離れるフライトに関しては、あらかじめフライトプラン(飛行計画書)を航空管制機関に提出することが航空法で義務づけられています。

これは各航空機の運航経路を把握しておくためのもので、基本的には航空機同士の空中衝突を避け、緊急事態に対象となる航空機を迅速に探し出せるようにしておくことに主眼を置いています。通常フライトプランといえばこちらの、航空管制官に提出して承認を得るための「ATCフライトプラン」を指すのが一般的です。ATCはAir traffic controlの略称で、航空交通管制のことです。

提出された内容が検討されて承認を得られることで、はじめて航空機は離陸することができます。これを元に、万が一、提示されている燃料持続時間が経過しても着陸しない航空機があれば、航空交通管制による捜索が行なわれることになります。

また、これとは別に航空会社が内部用に作成し、運航準備や運航管理のために使用するフライトプラン、「カンパニーフライトプラン」があります。

航空会社が作成するもうひとつのフライトプラン

通常、カンパニーフライトプランは、航空会社の運航管理者(ディスパッチャー)によって作成され、飛行に関する詳細データが記載されているものです。ブリーフィング(打ち合わせ)で機長の承認を得て成立し、その後の航空管制官に提出するATCフライトプランの大元になります。

作成するときの留意点としては、まず予約状況に応じた旅客や貨物のペイロード(総重量)を算出します。そして、最新の気象情報を元に、風向きや風速はもちろん、積乱雲の発生する可能性などについて、航路上、目的地までの気象の影響を検討します。

また、世界各国の政府が航空機の乗務員に向けて告知する、航空機運航に関する情報「ノータム」によって、航空施設の変更や通信システムの作動状況を確認します。

これらの要素をあらゆる角度から総合的に判断して、飛行時間が少しでも短く、揺れの少ない快適な航路を選んでいきます。航路が決まってはじめて飛行時間と燃料消費量の予想が立ち、搭載燃料が算出されます。

算出された搭載燃料に予備燃料を加え、ペイロードを足すと、航空機の離陸重量が得られます。一定基準の許容離陸重量を超えていないかどうかをチェックし、もしオーバーしていたら搭載物を降ろさなくてはいけません。それらのさまざまなデータがこのプランに記載されます。

もっとも、最近はかなり機械化され、ほとんどのカンパニーフライトプランは、コンピュータによって作成されています。各路線に対してあらかじめ用意されている、いくつかの航路の中から最適なものを選ぶしくみで、ディスパッチャーの負担が軽減されています。