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空港情報

過密な運行ダイヤの交通整理



1分間に1機の頻度で滑走路への離着陸が行なわれている大規模な空港。その過密なダイヤをどのように処理していくのでしょう。

次世代航空システムへの移行

次世代航空システムへの移行

世界的に拡大する航空需要に対応するために、世界の航空システムは、人工衛星技術や情報処理技術、データ情報通信技術などの最新技術を導入した次世代航空システムに生まれ変わっています。

例えば通信では、地上はVHF電波、洋上ではHF電波などの安定しない通信方法が衛星通信に切り替われば、山など地形によって電波が遮られることなどがなくなり、確実な上に高速で大容量のデータ通信が可能になります。

航法では、自動位置伝達・監視システム(ADS)や全地球的航法衛星システム(GNSS)の導入が進めば、どこでも自分の位置や針路を正確に知ることができるようになります。

監視では、航空機自身が位置を測定した結果を、運輸多目的衛星(MTSAT)によって管制機関に送ることができますから、たとえ洋上でも、航空機を正確に監視することが可能になります。このようなシステム変換の背景には何があったのでしょう。

新システム導入の背景

ICAO(国際民間航空機関)は、急速に過密化する航空の運行ダイヤ(フライトスケジュール)を懸念して、さまざまな対策を打ち出してきました。1980年代には、次世代航空システム特別委員会を設置して、衛星システムを導入し、効率化を図った新しい航空航法システムを検討し、世界的規模の航法システム概念をFANS構想としてまとめました。

「FANS構想は、通信(Communication)・航法(Navigation)・監視(Surveillance)にそれぞれ静止衛星による航空移動衛星通信(AMSS)、全地球的航法衛星システム(GNSS)および自動位置情報伝送・監視システム(ADS)などの新技術を導入することにより、航空交通管理(ATM)の実現を目指しています。現在ではその頭文字をとって新CNS/ATM構想と呼ばれています。(国土交通省「新CNS/ATM構想の概要」より抜粋)」

このシステムの実現目標は2025年。これが確立されれば、同高度にいる航空機の場合、現在15分前後の間隔が必要とされる国際基準が、その3分の1となる5分にまで短縮できます。ますます増える航空需要に対して、航空機が希望する飛行経路や巡航高度を最低限の制約で実現することができるようになるのです。

覆域に限界のあるレーダーシステムから衛星システムへの移行は、通信・航法・監視のそれぞれの精度を飛躍的に高めることに成功しつつあります。それによって、安全な運航を維持しつつ、効率的な運航を実現することで、過密ダイヤ緩和への効果に期待が高まっています。