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空港情報

空港の安全対策「防火・防災」



航空機事故や空港火災など、万が一の事態に備えて配備されている、空港の防火・防災設備や配備について紹介します。

空港での防火・防災のための対策とは

空港での防火・防災のための対策とは

たくさんの航空機が離着陸し、多くの利用者が通過していく空港。国際線の大型ジェット機であれば1回の給油量が17~18万リットル、国内線でも2,600~2,700リットルに上りますから、その燃料を貯蔵しているタンクの容量はとてつもない量だといえます。

普段から火元の取り扱いなどには細心の注意を払うとともに、地震などの災害に備えて施設の耐震性を高めるなど、防火・防災対策を講じています。

その一方で、万が一火災や災害が起こった場合を想定し、大事故につながらないための備えも怠りません。

各空港には、空港および空港周辺で発生した航空機事故や火災に対応するために、その規模に応じて「空港用化学消防車」の保持が義務づけられています。

空港用化学消防車とは、水以外にたくさんの消火剤を搭載し、それを散布することができる特殊車両です。空港の火災は火元が燃料である可能性が高く、燃え広がる危険性が認められるため、水による消火が難しい航空事故などを想定して配備されます。

成田国際空港羽田国際空港関西国際空港など、大型のジェット機が離着陸する大規模な空港では、「空港用大型化学消防車」を保持しています。大型の化学消防車は1台で水1万2,500リットル、消化薬剤800リットル、粉末薬剤300キログラムの3種類を搭載し、毎分6,000リットルの水を最大出力85メートルまで放出して消火にあたります。

火災現場で消火活動の指揮を執る「消防指揮車」や、消防車に給水する「給水車」、数百人の負傷者を想定して資器材を搬送する「医療資器材搬送車」、また航空機内からの救出が必要な場合に備えて、搬送活動や救護エリアの設営が主な任務の「救助工作車」「救護車」、夜間の消火や救難活動の際に電源や照明を確保するための「電源照明車」などが、不測の事態に備えて配されています。

一般的には赤い車体の空港用化学消防車ですが、関西国際空港では、国内で唯一黄色い車体を採用しています。これは夜間など照明のないエリアに緊急で駆けつける車体を認識しやすいようにするためのもので、世界的にも黄色を採用する空港が増える傾向にあります。

石油コンビナートの災害にも備えている

石油コンビナートの災害にも備えている

石油コンビナートの火災に備えて配置される車両は、「大型化学消防車」や「泡原液搬送車」、「高所放水車」です。関西国際空港では、1期島の南端に10基の航空機燃料タンクがあり、この石油コンビナートで万が一火災が発生したときのために、国内では唯一、専門技量と知識を有する石災隊を配備しています。人命救助を最優先に掲げ、航空機給油施設等への引火を防ぐための、万全の備えをしているのです。