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空港の安全対策「鳥害への備え」



航空機に鳥が衝突するバードストライクは、空港にとって大きな痛手です。どのような対策をとっているのでしょう。

鳥害(バードストライク)とは

鳥害(バードストライク)とは

航空機に鳥が衝突することをバードストライクといいます。この鳥害は航空機の安全な運航を脅かすと同時に、航空会社や空港にとっても大きな損害に結びつく悩ましい問題です。

現在の航空機はジェットエンジンが主流で、空気採り入れ口から猛烈な勢いで空気が吸い込まれています。そのため、この鳥害は航空機の風防や本体への衝突だけでなく、エンジンに鳥を吸い込むケースが最も多くなっています。

この現象は、航空機が離着陸する、比較的速度が遅い低空飛行時に起きやすく、日本の空港だけでも年間1,000件以上の衝突が報告されています。

この吸い込みを防ぐために、エンジン部分にカバーを取り付けたいところですが、ジェットエンジンのあまりにも強力な吸引力は、金属製の網状カバーを取り付ければ、たちまちそれを吸い込んでしまうほどです。また、吸い込まれないほど頑丈なものが考案されたとしたら、その金網の後方で気流が乱れ、本来の推進力が発揮できなくなるのです。

いったん鳥が空気採り入れ口に吸い込まれると、よほど小さな鳥でない限りはエンジンを分解修理しなければならなくなります。その費用は実に数千万円にも上ります。もちろんエンジンが損傷すれば、航空機は空港へ引き返すことになり、その損害は毎年国内だけでも数億円に上るといわれています。

鳥害への対応策とは

鳥害への対応策とは

空港のある場所や環境によって周辺にいる鳥の種類は異なり、海周辺であればカモメやコアジサシなど、山間地の空港ではトビなどが多くなります。空港では、常にパトロールをして、鳥害を防ぐためにさまざまな試みが行なわれてきました。例えば散弾銃の空砲や花火の音などで威嚇してみたり、鳥が苦しむ声など鳥が嫌う音を流したり、エンジンに目玉マークを描いたりもしました。

また、四国の高知空港松山空港ではハヤブサなどの猛禽類を飛ばして鳥を追い払う方法も試みられました。猛禽類を飛ばす案はほかの鳥が慣れてしまう心配もなく、むしろ繰り返すことで、そのエリアにほかの鳥が近づかなくなる効果もありましたが、鷹匠が常駐する必要があるなど、実用化には至っていません。ちなみに外国では一部実用化している所もあります。

鳥は賢く、ちょっとした変化を警戒しますが、単なる脅しならすぐに見破ってしまいます。また、移動がすばやく、広い行動範囲で生活しています。ほ乳類と違って柵やネットでの侵入防止策は意味がなく、単純な仕掛けで鳥の侵入を長い間阻むことはほぼ不可能です。それこそが、鳥害対策の難しさだといえます。

近年、航空機の翼に強力なストロボライトを装着し、それを点滅させることで、離着陸時の鳥害が半減したという報告がなされ、その有効性に強い関心が寄せられています。