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空港情報

空港の安全対策「除雪作業と氷結の防止」



寒い地方や雪の多い地方では、空港を正常に機能させるために除雪作業や氷結の防止作業が欠かせません。どのような作業があるのでしょう。

雪の多い地方に欠かせない作業

雪の多い地方に欠かせない作業

雪が多いエリアでは、滑走路が使えるかどうかは、滑走路の摩擦係数と積雪量、雪や氷の性質によって制限されます。さらに、航空機の機種や重さ、風向きや強さによっても制限基準は変わってきます。

滑走路の摩擦係数は、連続式摩擦係数測定車(SFT車)を使って計測します。この車両は、降雪後や除雪後の滑走路を自ら走行して、滑走路面のスリップ具合を計測する専用車両です。この車両を運転する係員が、滑走路の摩擦係数に加えて、積雪の深さや雪質、氷質などを確認し、それに応じて除雪作業や氷結防止作業を行なうしくみになっています。

また、冬期に欠かせないのが除雪作業です。長い滑走路の雪を取り除くために、「スノースイーパー」(滑走路除雪車両)が大活躍します。

抜群の機動力で積もった雪を飛ばしながら除雪し、装備されたブラシなどを使って、滑走路を航空機の離着陸が可能な状態にします。除雪車には出力や性能などいろいろな種類があり、各空港がそのエリアにあった除雪車を導入していいます。

青森空港では除雪機を60台配備。渡り鳥のような斜めの隊列を組んで、3,000メートルの滑走路を約16分程度で除雪します。これは、降雪量の多さや湿った雪質を考慮すると、驚くべきスピードだといわれています。

世界に目を向けてみましょう。毎年大雪に見舞われるノルウエーのオスロ空港では、巨大除雪車(TV2,000)を2台配備しています。1台で1時間あたり約1万トンの雪を除くことができ、3,000メートルの滑走路を15分で除雪できる能力を誇ります。オスロ空港は雪が多い地域にあるにも関わらず、雪のための閉鎖はほんの数回で、しかもすぐに運航を再開しています。空港整備のために活躍する巨大除雪車両のおかげといっても過言ではないでしょう。

航空機を着氷から守る作業

航空機を着氷から守る作業

雪が降ったり、かなり気温が下がったときに、航空機に氷が着いてしまうと離陸の性能が著しく低下し、運航上さまざまなトラブルの原因になりかねません。安全に運航するためには、離陸前にこの氷を取り除かなくてはならないのです。

そのとき活躍するのが「デ・アイシングカー」(除氷車)です。高い所まで伸びるアームの先にはゴンドラがあり、それに作業員が乗って操作します。大きなタンクがあって、その中には防除氷液が濃縮されて入っています。外気温に応じてそれを水で薄めながら専用液を散布して、機体に積もった雪や霜を取り除き、凍結を防いでいます。大型旅客機なら2台、小型旅客機なら1台で作業し、通常20分程度で作業は完了します。

このように、寒いエリア、雪の多いエリアにある空港では、雪や氷に対応すべきさまざまな作業を行ないながら、航空機の安全を守っているのです。