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空港情報

空港の安全設備「航空保安無線施設」



航空の世界では、電波を利用して航空機の位置を把握したり、針路誘導を行なっています。どのような仕組みになっているのでしょう。

航空保安無線施設とは

航空保安無線施設とは

航空保安無線施設とは、航空機の安全な運航を支援するための航空保安施設のひとつです。

航空法によって定められているその種類を、以下に示します。

NDB
無指向性無線標識施設のこと。航空機の方向探知を可能にします。
VOR
超短波全方向式無線標識施設のこと。基準位相信号と可変位相信号の位相差によって、磁北からの方位を知ることができます。
TACAN
タカン。戦術航法システムのこと。原理はVORと同様で、軍用に開発されました。
ILS
計器着陸用施設のこと。空港付近から送った指向性誘導電波によって、視界が利かない状況でも、安全な着陸へと誘導できます。
DME
距離測定装置のこと。電波が伝わる速度を利用し、航空機と地上無線局の距離を割り出します。
SBAS
衛星航法補助施設のこと。

(航空法施工令より抜粋し、補足)

これまでの航空保安システムは、地上の航空保安無線施設から送られる信号(電波)を頼りに航空機の安全な運航支援を行なう方式でしたが、地上無線施設からの電波は直線的な場所にしか届かず、さまざまな制約がありました。例えば、管轄空域内であっても電波の届かない洋上や山間部では、安定した支援が難しかったのです。

また、洋上航空路を飛行する航空機との通信は、不安定なHF電波を使っていたため、一度管制施設を経由する必要があり、航空機にも位置情報の通報を1時間おきに義務づけて、不十分ながらもどうにか航空管制を行なってきました。

航空管制は安全な運行を守るために不可欠なため、航空路を設定する際には、制約の多い地上無線施設を結んで設定されました。結果的に、経済的な経路設定は不可能で、航空交通容量も制約を受けてきたのです。

しかしながら、このままの航空保安施設、及びシステムでは、予想される航空交通の増大に対応できないとの懸念から、ICAO(国際民間航空機関)によって提唱された新しい航空法システムが段階的に導入されることになり、2025年までに世界的な実用化を目指しています。

新しい航空保安システムについて

新しい航空保安システムについて

新しい航空保安システムは、航空衛星システムの整備に重点を置いています。2005年には運輸多目的衛星(MTSAT)が打ち上げられ、航空管制が利かなかった洋上でも、航空機が位置や高度を把握できるようになりました。おかげで航空機同士の間隔を狭められるようになって、航空交通容量の増大にずいぶん貢献しています。

新しい通信として航空移動衛星通信(AMSS)、新しい航法の航法衛星航法(GNSS)や、付加機能が付いた自動従属監視(ADS)が整備されれば、安全性のさらなる向上、増加する航空交通量への対応、利便性の向上が図られることが期待されています。