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空港で活躍する麻薬探知犬の訓練



空港や港、国際郵便局で、麻薬の密輸入を未然に防ぐために活躍する麻薬探知犬は、どんな訓練をしているのでしょう。

麻薬探知犬の歴史と現状

麻薬探知犬の歴史と現状

1979年、麻薬類の密輸入を防ぐためにアメリカの税関の協力を得て、麻薬探知犬が日本にも導入されました。現在は全国にある税関に120頭を超える麻薬探知犬が、麻薬の国内への流入を防ぐために活躍しています。

麻薬探知犬の訓練には、臭いを覚えさせるために本物の麻薬を使っているため、その育成・訓練施設は全国でも「東京税関監視部麻薬探知犬訓練センター」1ヵ所に限られ、その広さは東京ドーム約4個分にもおよび、犬が遭遇するであろうさまざまな状況を再現できるようになっています。麻薬探知犬の訓練と育成を行なうのは麻薬探知犬訓練士(ハンドラー)で、財務省管轄の東京税務署の職員であり、国家公務員です。麻薬探知犬とハンドラーはペアになって、空港や港、国際郵便局などで、麻薬を見つけ出し、麻薬が国内への流入するのを防いでいます。

訓練の内容とは

日本全国から集められ、訓練所へやって来た犬たち。さまざまな人や物、乗り物などが行き交う空港や港、足場の悪い現場や高い場所に上って探知しなければならない状況などを想定して、まずは環境に慣れるための訓練が4週間続きます。何事にも動じずに臭いをかぐことに集中できるようにするためです。

その後、筒状に巻いたタオル(ダミー)を使った訓練が始まります。犬がダミーを見つけたら、ハンドラーはとにかくほめて、ほめて、犬と一緒に楽しく遊ぶのです。これを繰り返すことで、犬に「ダミーを見つけると遊べる」という意識を植え付けます。

次のステップでは、ダミーに麻薬入りの袋を結び付け、地面に埋め、それを見つけさせる訓練を繰り返します。それによって、麻薬の臭いがするところにダミーがあることを覚え、「このにおい(麻薬)を見つけると遊べる」という意識付けを行なっていきます。

最終ステップでは、バッグや靴など実際の現場で想定される場所に隠した麻薬を探させます。そしてまた見つけたら一緒に夢中になって遊ぶ、その繰り返しになります。

つまり、犬にとって麻薬探知はあくまでも「遊び」の一環。この感覚が何よりも大事で、遊びに夢中になればなるほど、麻薬探しにも集中できるようになるのです。

現場で麻薬を見つけると、ハンドラーがすばやくダミーをポケットから取り出し、探知犬をほめて、ダミーで遊びます。ハンドラーは犬を飽きさせないよう、次々と犬の興味を惹きつける遊びのアイディアを考えつく能力が求められるのです。

いくつかのステップを経て、大麻や覚醒剤、ヘロインの臭いを嗅ぎ分けられるようになり、テストに合格すると、2週間の現場トライアルが待っています。そこで大きな問題がなければいよいよ麻薬探知犬としての仕事をスタートします。

訓練期間は4ヵ月間。ただし、実際に訓練を受けても、麻薬探知犬として認められるのは約3分の1だけといいますから、現実はなかなか厳しいものです。

ちなみに、ハンドラーは犬と一緒にくたくたになるまで遊び、毛繕いをし、犬への愛情をたっぷりと注ぎ込む毎日で、体力的にハードな職業なためか、現場には若い人が多いようです。