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空港情報

空港・飛行場のしくみ「着陸帯」



空港の滑走路の周りには必ず着陸帯が設けられているのをご存知でしょうか。着陸帯の役割や長さについて紹介します。

国が定める着陸帯の長さや勾配

国が定める着陸帯の長さや勾配

着陸帯とは、航空機の安全な離着陸を確保するために滑走路の両端に設けられた、滑走路を四角く囲った区域を指します。万が一航空機が滑走路から逸脱しても、航空機への衝撃を和らげて、ダメージを最小限に抑えるために設けられています。

着陸帯の長さは、滑走路両端末よりも60メートルずつ長く、幅は滑走路の中心線から左右に150メートル以上(計器着陸用)、75メートル以上(目視による着陸用)と定められています。例えば長さが3,000メートルの計器着陸用滑走路を想定した場合、着陸帯の長さは3,120メートルで幅は300メートルということになります。一般的に、ジェット機が離着陸する空港は計器着陸用の空港だと考えられます。

また安全を期すために、着陸帯の勾配については、滑走路の長さに応じた着陸帯の等級別に、国土交通省の航空法施行規則によって細かく定められています。着陸帯の等級別の勾配は以下の通りです。

陸上空港等

  • 等級AからD……勾配40分の1
  • 等級E及びF……勾配40分の1以上30分の1以下で国土交通大臣が指定する勾配
  • 等級G……勾配25分の1
  • 等級H及びJ……勾配20分の1

水上空港等

  • 等級A及びB……勾配40分の1
  • 等級C及びD……勾配30分の1
  • 等級E ……勾配20分の1「国土交通省(航空法施行規則)より」

安全な離着陸に欠かせないその他の決まり

安全な離着陸に欠かせないその他の決まり

着陸帯の設置以外にもさまざまな決まり事があるので押さえておきましょう。

航空機を安全に離着陸させるためには、空港とその周辺の上空部に至る一定の空間、つまり、航空機の離着陸経路にあたる空間を障害物のない状態にしておく必要があります。それを空港の「制限表面」と呼び、航空法によって定められた「進入表面」と「水平表面」、そして「転移表面」があります。進入表面は、航空機の離陸直後と着陸の最終段階に関わる安全空間で、転移表面は着陸帯の左右の安全空間、水平表面は空港の周りの一定範囲の安全空間を指しています。

国土交通省で定める、水平表面の半径の長さは、以下の通りです。

空港等の種類及び着陸帯の等級別の水平表面の半径の長さ

陸上空港等

  • 等級A……半径4,000メートル
  • 等級B……半径3,500メートル
  • 等級C……半径3,000メートル
  • 等級D……半径2,500メートル
  • 等級E……半径2,000メートル
  • 等級F……半径1,800メートル
  • 等級G……半径1,500メートル
  • 等級H……半径1,000メートル
  • 等級J……半径800メートル

水上空港等

  • A……半径4,000メートル
  • B……半径3,500メートル
  • C……半径3,000メートル
  • D……半径2,500メートル
  • E……半径2,000メートル「国土交通省(航空法施行規則)より」

こうした制限によって、空港の上空で航空機が旋回することになった場合や、離着陸が左右にずれた場合に備え、障害物のない安全な空間を確保するようにしているのです。